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      遠野市宮守めがね橋・ライトアップ


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「めがね橋」のライトアップはいつでも行われておらず、年末年始にかけての時期や特定の期間に限定されています。ネット情報や遠野市公式サイトから情報を知るか、道の駅「みやもり」で知ることが可能です。

私が訪れたのは、今年の一月十一日の午後五時過ぎでした。列車の通過時刻に合わせて現場に入りましたが、冬場ですからすでに真っ暗になっています。普通ですと家から40分ほどで行けますが、厳冬期で積雪があるとそうはいきません。雪が30センチほど積もった東側の広場でカメラを構えて待ちました。

橋脚の下には14基の色別のライトが置かれ、橋梁に光があたりきれいだなあと言うのが第一印象です。なお、手前の雪原が赤っぽい色になっていますが、これは現場にあるナトリウム燈のせいです。

ライトアップされためがね橋 1・・・以前よりもカラフルになった感じでした。 ライトアップされためがね橋 2・・・ひっきりなしに車が通っていきます。

宮守駅十七時二十五分発の上り列車が、「めがね橋」を通り過ぎていきます。シャッター速度は一秒ぐらいですから、列車は光の棒状に写ります。前後の様子から二両編成だと言うことが分かります。

この光景からは宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」のイメージが浮かびません。単なるきれいな夜景と言うことになります。やはり銀河鉄道のイメージは、夕暮れ時で「めがね橋」」の上に夜空が浮かび、左の方に進んでいく列車(下り)の姿と言うことになります。

イメージ表現の理想を書いてみましたが、実際には列車通過の時刻と背景の夜景、橋梁のライトアップが合わないと表現できません。いつの日にか挑戦してみる予定です。
ライトアップされためがね橋を通過する上り列車 1・・・背景の夜空が見ないのが気になります。 ライトアップされためがね橋を通過する上り列車 2・・・列車は二両編成です。背景の夜空がないと銀河鉄道の夜のイメージは出ません。

列車が通過してから、道路に出て「めがね橋」の近くから撮影しました。背景は真っ暗ですから、橋脚のアーチ部分にあたる色光がきれいでした。道路は凍結し始めた「ブラックアイスバーン」です。積雪地帯に住むドライバーにとって、一番怖いのがブラックアイスバーンです。ここはつるつるに凍っていて。歩くときは細心の注意を払わないとあれれという間に滑って転倒します。

車とて同じであり、ここでブレーキを踏んでも止まることは出来ません。対向車のライトで道路が光ったら、その場所は間違いなく凍結したブラックアイスバーンになっています。
東側の国道283とめがね橋 1・・・道路はブラックアイスバーンです。 東側の国道283とめがね橋 2
東側の国道283とめがね橋 3・・・第三アーチの様子。 東側の国道283とめがね橋 4・・・第二アーチの下。


めがね橋の西側の様子です。この場所で緩くカーブしていますのでアーチがきれいに見えています。私の歩いた歩道は積雪のシャーベット状になっています。怖い怖いと言いながら、ドライバーの皆さんは結構飛ばしています。もちろん細心の注意を払っての運転です。帰り道の私も結構流れに乗って走っていましたから・・・。

白い光の棒は対向車のライトの軌跡、赤い棒線はテールライトの光です。一秒以上の露出ですから、長い線になっています。
西側のライトアップ 1 西側のライトアップ 2・・・すれ違う車のライトと尾灯の光跡がきれいでした。
西側のライトアップ 3 西側のライトアップ 4


2007年1月に撮影したライトアップの様子です。
昨年一月に撮影しためがね橋の様子、ほっづぎ歩きで紹介した時に撮影したものです。使用していない画像から選んでみました。銀河鉄道のイメージ表現は、もっと前に出て線路を見上げ、左側の木が隠れる角度で撮影したいものです。上の画面のほぼ一年前の撮影なのですが、今年のライトアップに比べて色光が少なく、おとなしい感じがします。

※十月末までは金曜日から日曜日までの間、時間は日没から午後十時までライトアップされる様です。近々現場に出
  て撮影したいなと思います。
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