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          八幡平市・松川渓谷


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今が一番きれいなのでしょうか、玄武岩の場所より下流の紅葉です。流木がごろごろあり、荒れると怖い川になりそうです。

八幡平市松尾寄木にある松川渓谷です。上流には地熱発電所(現在稼働停止)と松川温泉があり、川沿いに見える玄武岩渓谷は川面から垂直に伸びる六角柱の柱状節理と、岩の隙間から生えている木々の紅葉がきれいでした。

ここから少し先に行くと 樹海ライン入り口前になります。現在地熱発電所は稼働が停止していますが、かつては巨大な冷却等から常時水蒸気が上がり、樹海の中にくっきりとした白煙が周囲の緑と対照的できれいでした。

玄武岩柱状節理・・・
玄武岩に発達する柱状節理です。玄武岩の噴出温度は1100℃にも達しますが、ゆっくり冷えると規則的な柱状節理を
つくります。「節理(せつり)」とは岩体に発達した規則性のある割れ目のうち、両側にずれの見られないものをいう。マグマが冷却固結する際や地殻変動の際に生じる。六角柱状のものが多いが、五角柱状や四角柱状のものもある。玄武岩質の岩石によく見られ、マグマの冷却面と垂直に発達する。なお、割れ目の両側にずれが見られる場合は断層になる。  (※ウイキペディアより)



ここでは玄武岩柱状節理の様子をご覧頂きます。岩手県では雫石町・葛根田渓谷にある玄武洞が有名で、玄武洞と言われるように節理の下部が浸食されて洞窟のようになっていました。しかし、平成11年の地震により崩落してしまい、崩落後は立ち入り禁止になっていて訪れてはいません。

葛根田渓谷より規模が小さいのですが、鉛筆を縦に並べたようにも見える柱状節理の玄武岩は見応えがあります。また、節理の隙間に自生している木々が色づき始め、玄武岩の黒っぽい色と対照的でありきれいでした。
柱状節理の様子 1・・・この部分は流れが遅く湖面の様になっています。 柱状節理の様子 2・・・隣の画像の拡大になります。
柱状節理の様子 3・・・水位の違いが色で分かります。 柱状節理の様子 4・・・高さがどの位ありますか、柱状節理が途中から崩落しています。
柱状節理の様子 5・・・この場所はかなり風化が進み木々が自生しています。 柱状節理の様子 6・・・風化した部分を拡大してみました。コケが生えていますし割れ目に木が生えています。。


撮影したのは10月14日でしたが、全山紅葉には少し早くてこれからだなあと思いました。見事に色づいている場所を切り取ってみました。私の隣には関東ナンバーの乗用車があり、思い思いのアングルで撮影しています。私も毎年渓谷の側を通りながら、八幡平頂上ばかりを目指していたので初めて来たことになります。
松川渓谷の紅葉 1・・・河原の流木が印象的です。 松川渓谷の紅葉 2・・・静かな流れなので対岸の岩石が写っています。
松川渓谷の紅葉 3 松川渓谷の紅葉 4

木立の中から対岸を望む・・・ここはこれからですね。 紅葉前の木立の中から玄武岩をのぞいてみました。紅葉よりも緑が強く、本当にこれからだと思いました。
渓谷の高い部分の様子・・・かなり紅葉が進み枯れかかっている所もあります。 しかし、渓谷の上の方の高いところは紅葉が終わりかけています。八幡平も頂上の方は終わっていたので当然ですが・・。

拡大するときれいに色づいている様子がお分かりかと思います。