2008紅葉を訪ねてに戻る


          遠野市松崎町・福泉寺


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受付案内所からしばらく来たところで振り返って見た様子です。整然とした通路と見事に配置された木々の紅葉が見事でした。

遠野市伝承園から遠野ふるさと村に向かう途中、前方にきれいな五重塔が見えてきます。以前のことですが何回か訪れたことがありましたが、紅葉撮影のために訪れたのは今回が初めてです。午後二時ごろでしたが、風もなく天気に恵まれ色づいた木々の葉が目にまぶしいくらいでした。参拝客は余りなく、ゆっくりと歩いてまわってきました。

福泉寺は1912年(大正元年)に開山された新しい寺院で、境内は総面積20万平方メートルあり、その山内には岩手県内唯一の四国八十八箇所と西国三十三箇所の写し霊場があります。また春には桜、秋には紅葉の名所でもあることから、多くの参拝者を集めている。ここは福泉寺は、真言宗豊山派の寺で山号は法門山。木彫として日本最大の大観音像で知られる。(※ウイキペディアより)

新四国八十八カ所・西国三十三カ所 両霊場 法門山 福泉寺
福泉寺は、遠野駅よりバス十五分で、岩手のほぼ中央部に位し遠野駅より東北方六キロの地点にあり、小高い丘の上にて眺望佳絶。春の桜、夏のつつじ、秋の紅葉は実に見事なもので参拝者の目を楽しませる。

県内唯一の祈願霊場として色々な祈りをこめて参拝する人が多い。境内の総面積は六万坪。この中に新四国八十八ヵ所霊場と新西国三十三番観音霊場が奉安され、これを巡拝すると二時間を要する。(※頂いた福泉寺ご案内より)


今回は紅葉撮影がねらいですので、色々とある仏閣は撮影しておりません。いつの日にか機会があったら撮影してみたいなと思います。




受付の場所です。 参拝者が少ないので案内所に車で乗り付けました。拝観料は一人300円ですが、上まで行くと500円ですよと案内の方に言われました。

車で上まで走っては紅葉撮影にはなりませんので、その場所において歩きました。受付で同年代の女性に「紅葉はどの程度ですか・・」とお聞きしたら、「お寺だから坊主の頭だよ・・」と笑って言います。大分枯れたという意味ですが、思わず笑いこけた私でした。

きれいに整備された参道と、周辺に植えられた木々のバランスが良く、四季を楽しめる場所だと言うことがうなずけます。
通路脇の見事な紅葉 1 通路脇の見事な紅葉 2
通路脇の見事な紅葉 3 通路脇の見事な紅葉 4・・・所々に池が配置されています。


きれいに手入れされている参道を周囲の木々を見ながら歩きます。カエデの彩りも素晴らしいのですが、私が一番気に入ったのが木漏れ日の中で映える紅葉と木の陰でした。ゆっくりと眺めながら歩く幸せと言いますか、とにかく心が洗われます。歩いていたのはほっづぎ我が家と車で上まで走っていた若者でした。
通路脇の見事な紅葉 5・・・やっぱりカエデの彩りが最高ですね。 通路脇の見事な紅葉 6
・・・木漏れ日と紅葉の対比に見とれました。 通路脇の見事な紅葉 8


小高い丘の頂上になるのでしょうか、二つの仏閣が見えてきました。画像の左側が大観音堂であり、右側が多宝塔になります。大観音堂に入り身の丈十七メートルの大観音様を拝みました。ここは撮影禁止の場所であり目に焼き付けるのみです。

大観音像・・・
大観音は一木彫のもので、壱千弐百年の巨木を住職自らの苦心の力作。一週間の断食百回決行の上二十年の歳月要して完成した。総丈五丈六尺(十七米)日本最大である。仁王尊は混迷する世相をはかなみ世直しの祈りを込めて、苦行を続けながら彫刻し、山主自作の仁王尊が奉安されています。(※頂いた資料より)


しーんとした静寂の中で眺めていると、心に伝わる何かがあります。仏像を眺め礼拝すると言うことは、神仏に頼る俗人の願いでもあります。数多くの方がこの場で礼拝されていますが、願いは皆同じだろうなと思います。大勢の中で忙しく礼拝するよりも、誰も居ない場で仏像と対面しながらの祈りは心に迫るものがあります。

ここには僧侶が一人つめておりましたが、終わってから「有り難う御座いました・・」と挨拶をしたら笑顔で対応してくれました。

大観音堂・・・中には住職自らが20年掛けて彫刻した仁王尊がありました。 多宝塔・・・ここには入りませんでした
ここから五重塔まで一気に屋根付き道路(案内図には廊下とありますが・・)を下りました。途中に見える林の木々も丁度見頃の彩りで、大好きな木漏れ日と相まって思わず見とれてしまいます。

林の中には参道があり、所々に祠があり観音様が祀られています。今回のねらいが紅葉でしたので撮影はしませんが、ゆっくりと眺める機会があれば挑戦してみたいと思いました。
西国三十三番観音コースの紅葉 1
西国三十三番観音コースの紅葉 2・・・参道と観音様の祠が見えています。 西国三十三番観音コースの紅葉 3
西国三十三番観音コースの紅葉 4・・・紅葉と桜のコケの対比がきれいでした。 西国三十三番観音コースの紅葉 5

五重塔が見える場所から参道を離れ、一段と高い場所を歩いてみました。案内図によりますと、大観音堂からの道筋は「西国三十三番観音コース」となっています。

最初の画像には「是より播磨乃国」と書かれた道標があり、道路に出ている松の根が雰囲気を出しています。道路に散らばる松の葉と彩りの葉が何とも言われません。

最後に五重塔を撮影しましたが、光線状態が思わしくなく思ったような雰囲気の再現には無理だったようです。いつの日にか再度訪れて撮影したいなと思います。
是より播磨乃国と書かれた西国三十三番観音巡礼コースです。
道路に散らばる木の葉が秋の深まりを感じさせます。 逆光線で撮影した五重塔です。紅葉を入れて何とか雰囲気を出したのですが・・。