家から30分ほど走った、江刺区米里・中沢地区にある水車です。この場所は種山高原の麓にあり、いつも側を通りながら訪れたことのない場所でした。たまたまですが、この頃開発された湧き水「黄金延命水」への通り道になっていて訪れたものです。 現場にある説明看板によると、明治十年頃に建築されたが、近代になってより便利で効率的な動力源が普及したことにより衰退し、昭和四十年頃から使用されなくなり老朽腐食してしまった。しかし、地域に水車を保存したいと言う熱意により、平成16年春に保存会を結成して再現復旧されたと言います。 おぼろげな記憶ですが、再現された「トコトン水車」の名前は報道されたこともあり記憶に残っていました。
この水車は、明治十年頃建築したものである。建築当初は、挽き臼一基に篩い付き、米麦用八基あり、それぞれ木製の歯車で連結するという往時では極めて精巧な造りで、他に類を見ない水車である。 しかし、昭和四十年頃からこれらの作業はより便利で効率的な機械の普及により休業となった。その後修復されたが、使用することがないまま老朽腐食してしまった。
平成十六年春に、朝倉冨治氏の水車保存への熱意により保存会を結成し、江刺市、米里地区民有志等各位のご協力により再度復元したものである。