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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情>一戸町・浪打峠の交叉層>その2 |
サイトマップ |
浪打峠の交叉層・・・ その昔一戸から福岡へぬける浪打峠は、奥州街道を歩く人々の心身を癒す場所だったようです。現在はトンネルが開通し、一戸側からは徒歩で、二戸側からは車で峠の頂上へ行くことができます。頂上の断崖には美しい縞模様を描く交叉層があります。これは浅海に堆積した貝殻を含む砂が、波浪の流動作用によって形成されたもので、あたかも激しく打ち寄せる波浪に浸触された海辺を想わせます。 (※一戸町のHP史跡めぐりより) 東側の崖の様子・・・ |
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西側の崖の様子・・・ |
交叉層(クロスラミナ)・・・ クロスラミナは、もともと地層が斜めに交差する小規模な層の事で、流動している水、または空気の中で砂などが堆する際に生ずるものと言われており、特に末の松山のクロスラミナは、その規模が大きく、しかも外見が美しい事から国の指定となっています。 層は粗い砂岩で、中にはホタテ貝などの化石の砕屑物が層になって点在しており、美しい縞模様となっています。この浪打峠の地層は、末の松山層と呼ばれ、今から700万年前のものと言われています。 岩手の地層のHPによりますと、道路の両側の崖にきれいな交叉している模様があるとのことですが、落ち葉がすごくて西側の方でははっきりと分かりません。撮影したのは東側の斜面の様子で、この場所でははっきりと地層の中に見える縞模様の交叉が分かりました。 この時現地にいたのは我が家だけでしたが、途中から同年代のご夫婦が車で登ってきました。やはり眺めて写真撮影をしていました。 |
貝の化石・・・ ここ浪打峠の地層は、第三紀中新世門の沢層とその上部末の松山層からなり、二枚貝、巻貝、腕足類等の浅海性軟体動物化石を多く含んでいる。 詳細(顕微鏡等)に見れば砂岩系統の地層ですから、地層のどこでも化石等は発見できると思われます。ここでは比較的砂岩の粒の粗い部分や、表面が風化して崩れかかっている場所で探してみました。とは言っても、この場所は国指定の天然記念物ですから化石を採集したり掘り出すことは厳禁です。 ここでは、マクロレンズを使用し接写で撮影してみました。白いかけらはほとんど貝(二枚貝や巻き貝)の化石です。 |
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