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location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情>初冬の風物詩 |
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12月に入り今年も最後の月になりました。時間の経過がより早く感じると言えば笑われそうですが、年の瀬の訪れがそこまで来ています。先頃ですが、トップページの題材を求めて家をドライブし初冬の訪れを探しまとめてみました。あえて「初冬の風物詩」としたのは、自分の身近にありながら忘れ去れている季節感を再発見することにありました。 |
夏油スキー場・・・ 我が家から見える西側の奥羽山脈ですが、高いところでは標高が1600m近くにもなります。当然ですが、冬の訪れの雪景色が頂上から下に降り、やがて里山まで真っ白に変わっていきます。通称西山と言いますが、今の時期になると夏油スキー場のスロープが見えるようになります。 例年ですと、スキー場オープン前にスロープにある照明が点灯され、夜には雄大な光のページェントが現れますが、今年はまだのようです。 最初の画像は、いつも訪れる北上市稲瀬地区にある「樺山遺跡」からの眺めです。東北新幹線の通過時間を待って撮影しました。 次の画像は、夏油スキー場スロープを間近に撮影したくなり、ぎりぎりの場所まで接近したものです。これ以上接近すると、手前の山に隠れてしまいます。この時期は、スキー場がはっきりと見えるような天候条件なりません。山が白い雲に覆われると、「山は雪だんべー」と小さい頃から言っていました。 |
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茅(ススキ)丸き・・・ 遺跡でもある樺山には、復元されている竪穴住居が丘の上にあります。その屋根が茅葺きであることから、何年おきかに屋根の葺き替えが行われます。我が家もかつては茅葺きでしたが、補修等が大変になり上にトタンを張った状態になっています。 昔の農家はほとんどが茅葺きでしたので、順番で葺き替えの準備と作業をしました。巨大な屋根葺きですから、集落の皆さんが順番を決めてお互いに協力する形で作業をしなければなりません。当時の川原や原野には茅(ススキ)が沢山自生しており、それを刈り取って適当な大きさに丸き、まとめて乾燥保存をしていました。 ここ樺山には、栗の木が生えておりその廻りに何カ所か茅の束が丸められています。茅丸きと書いたのは私の思いつきの表現であり正確ではありません。今の時代では、茅葺きの葺き替え等は家を一軒建築する以上の費用がかかると言います。こんな風景も今はほとんど見ることが出来ません。 |
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家周辺の柿・・・ |
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大根干し・・・ 民家の周辺にずらりと並んでいるダイコンが目に入りました。畑には取り残されたキャベツや白菜が見えています。 以前ですと、農家ではどこの家でも自家用タクアンの漬け込みのため、家の周辺に大量に干すのが初冬の仕事でした。この頃は、大量に干している様子はあまり見られません。 干し方は、ダイコンの葉の上を結び横に並べた杭の両側に垂らすようにして干すようです。道路脇でしたので、がっちりと撮影させていただきました。大量の干しダイコンですが、自家漬物用なのか、販売用なのかは分かりません。 |
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寒スズメ・・・ 寒スズメ・・、正式にはこの分類名は無いようです。野鳥の代表者でもあるスズメは、昔から私達の生活とつながりがあって生きてきています。今と違い米の収量が少ない当時は、実った米を食い荒らす害鳥扱いにされたり、農家の屋根が茅葺きの当時は、軒先の《おがら(麻の茎から表皮を取ったかもの)》を抜き取り、そこに巣を作ることで嫌われていました。 幼少の頃、軒先の《おがら》の中にスズメの巣穴を見つけ、かなり奥の方まで手を入れてヒナや幼鳥を捕まえた記憶が残っています。現在の我が家の母屋は、茅葺きをトタンで覆っていますので《おがら》は表面からは見えません。スズメ達は、小屋のトタンの隙間や枯れ木の穴に巣を作っています。 周りが一面の雪に覆われると、スズメ達のエサ場が無くなり大変になります。庭の一角に葉の落ちたカラタチの木があります。このトゲだらけの木の中に、毎日沢山のスズメが来て止まっています。私が外に出るときに戸を開けると、一斉にぱっと逃げてしまいますが、どうやって鋭いトゲにぶつからないで逃げることが出来るのか、本当に感心してしまいます。(※以前の記事寒スズメより) まるまると太って見えますが、実際は羽毛をふくらまして体温を保持していると思われますね。 |
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年末イルミネーション・・・ |
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四季サクラ・・・ 冬近しなのに、けなげにも寒気の中で咲き誇る四季サクラで、北上市男山に通じる道路脇に咲いていました。最初は気がつかないで、男山からの展望を撮影し坂道を下り始めて気がつきました。そう言えば、以前に新聞報道で見た記憶がありましたが、すっかり忘れていたことを思い出しました。 かなり大きなサクラの木であり、少し下がったところにも小さめの木が一本あります。そう言えば、四季サクラを見たくて盛岡市の千寿院の境内や、水沢区にある正法寺の境内に出かけて撮影したことがあります。 北上川からの冷たい空気にさらされて、山の斜面で今の時期に咲いているけなげなサクラの花です。画像処理をして気がつきましたが、二コマ目の画像をよくご覧下さい。偶然と言いますか、これから咲くであろうつぼみの間に枯れた松葉がしっかりと立っています。 見つけたときはあれれなんだろうと思いましたが、枯れた松葉が「おらも出番が欲しいよ・・」と言っているようだと思ったら嬉しくなりました。と言うことで、紹介しておきます。 |
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