遠野遺産を訪ねてに戻る 山口の水車小屋
山口の水車小屋・・・ 土淵町山口集落にある茅葺の水車小屋。遠野の農村イメージを象徴する建物として、観光地となっている。古くからこの地にあるようだが建築年代は不明。現在でも使用している。 柳田国男の編集した「遠野物語」に惹かれるのでしょうか、多くのフアンの皆さんが訪れる民話の故郷と言われる遠野市です。今までほとんど関心のなかった私ですが、HPの題材を取材・撮影するために武蔵坊弁慶が持ち上げたという「続石」、馬っことの悲しい物語が出てくる「おしらさま」、遠野郷の起源に関わる「卯子酉様」等々、お隣遠野地区に訪れることが多くなっています。 以前はどこでも見られた忘れ去られそうな生活の様子が、いまなお心の原風景として見ることが出来る遠野郷です。古き良き時代を求めて、四季を問わず全国から訪れる皆さんが多いと思われます。遠野市の観光ガイド初級コースにある山口の水車ですが、先頃訪れた「卯子酉様」を撮影した時に足を伸ばした場所でした。 ※この部分は、以前に紹介した風景の表情・水車のある風景から転記した内容です。
水車(山口部落) 数多くの物語を語り伝えてきた山口は、ぶんだ峠、界木(さかいき)峠の入り口にある坂の多い村でした。
曲がり屋をかこんでヒエ・アワ・豆畑が広がり、これらの脱穀や製粉のため水車は昼も夜もゴトゴトと音を立てて粉塵を吹き上げ、静かな風景のなかで力強い鼓動を響かせていました。