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           遠野遺産を訪ねて


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遠野らしい原風景として知られる荒神神社。

何故かこの頃になって遠野地区の原風景に惹かれるようになりました。私にとって遠野は、かつての沿岸地区からの通り道でもありごく見慣れた風景でもありました。今までは関心がなかったと言えばそれまでですが、ウチノメ屋敷サイトを立ち上げ巨石シリーズで綾織地区にある「続石」を知りました。それ以来、気になり始めた遠野の原風景でした。

遠野に見られるような原風景は、私が住む江刺にも沢山あります。私達の祖先がこの地で暮らし、毎日見てきたと同じ風景を今に生きる私達が大切にしないと、生活様式の変遷等で惜しげもなく壊され別のものへと変わっていきます。そんなことを思うと、小さな抵抗かも知れませんが原風景と言われる状態を記録し、次世代へと引き継いでいくことが今に生きる私達の責務だなと心に言い聞かせています。


遠野遺産とは・・・

遠野遺産は、地域づくり団体等が地域にある誇るべき遺産を推薦し、遠野遺産認定調査委員会が推薦物件の調査を行い、その調査結果に基づいて遠野市長が認定する、次世代に守り伝えていくべき遠野の宝物です。

遠野遺産を一言で言うと、「市民が愛している、とおのらしいもの」です。対象となる物は、建造物や記念碑などの有形の文化遺産、芸能や習俗などの無形の文化遺産、樹木や巨石などの自然遺産、異なる種類のものが複合した複合遺産など、あらゆるものです。(※遠野遺産公式ガイドブックから)


遠野遺産認定制度について・・・遠野市HPより

わたしたちの住む「ふるさと遠野」には、どんな「たからもの」があるのだろう。自分の住んでいる地域を見つめなおし、あらためてふるさとの良さを知る。もっと遠野を好きになる。子どもたちに遠野の「たからもの」を伝えていきたい。そんな取り組みが、平成1 9年4月からはじまりました。


遠野遺産とは? 

遠野遺産とは、これまで遠野の人々が大切にしてきた「たからもの」のこと。たとえば次のようなものが、遠野遺産候補として考えられます。
@かたちのあるもの(有形遺産)    
・・・古民家、シンボルになっている建造物、いわれのある場所、歴史的な出来事があった場所、記念碑など
Aかたちのないもの(無形遺産)    
・・・古くから伝わる風習、民俗芸能、伝承、伝統技術、食文化など
B自然のもの(自然遺産)    
・・・地域のシンボルになっている木や滝、洞窟などの珍しい地形、自然現象など
C組み合わさったもの(複合遺産)    
・・・古い建物と自然のものとが一体となって成り立っている景色

これら遠野のたからものを、市民と行政とが協力して保護・活用し、次世代の子供たちに伝えていく仕組みが『遠野遺
産認定制度』なのです。



市立図書館から頂いた遠野遺産公式ガイドブックによると、平成19年度から始まった53ヵ所の登録が平成22年3月現在で99ヵ所にもなっています。そのすべてを見て撮影するには限界がありますので、私は遠野に残る原風景を中心に訪れて撮影してみたいという願望があります。

膨大な内容ですからかなりの時間と体力が求められます。どこまでやれるかは分かりませんが、遠野は家から1時間以内で行けますので、天候と相談し「ほっづぎある記」の気分で気軽に訪れたいと思います。下記のサムネイル画像かタイトルをクリックしてご覧下さい。

内容によっては、以前紹介したページと重複するものがありますがご了承下さい。
山口の水車小屋
附馬牛・火渡の石碑群
山口の水車小屋 もっとも遠野らしい原風景の一つに挙げられる火渡しの石碑群です。
カッパ淵〜蓮池川水域
呼ばれ石
カッパ淵〜蓮池川水域 峠を越えた下り坂にある呼ばれ石という巨石です。
土淵・早池峰古参道跡
青笹・荒神神社
伝承園脇にある早池峰古参道鳥居、傾いているのが印象的。 遠野らしい原風景の一つ青笹・荒神神社
松崎・妻の神の石碑群
羽黒堂と羽黒岩
松崎・妻の神の石碑群 羽黒堂と羽黒岩、入り口です
三猿の石碑群と早池峰古道
飢饉の碑
三猿の石碑群と早池峰古道ですが、ちょっと見ただけでは三猿の石碑は見つかりません。 飢饉の碑
宮守・砥森神社五輪塔
松崎・太郎淵