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          松崎・妻の神の石碑群


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メインになる大峰山の石碑を中心に両側に並んでいます。
松崎・妻の神の石碑群・・・

土淵地区から附馬牛に向かう途中の駒木地区の道路端、大小様々の石碑群が南を向いて建立されています。碑文はそれ程風化していないので、何とか私でも判読できます。遠野市に関わる観光資料等を調べると、集落の境や三叉路に建てられ、悪霊や邪神を取り除き、道行く人の安全を守る道祖神の役割を担うとありました。


妻の神は塞の神などとも書き、村境にあり外から悪霊が入っているのを防ぐ神とされる。この駒木地区にある石碑群は、多くの石碑が並ぶことで古くから知られており、名所としても紹介されてきた。遠野を代表する石碑群の一つ。

                                                       (※遠野遺産書より)


この山道の奥には、こどもをなくした母親が小石を積み上げてお経をとなえ、こどもの名をよぶと会えると信仰され賽の河原があります。このところが生と死、この世とあの世とのさかいの神の祭りの場であったことから、これらの石碑がたてられました。
                                                      (※現地にある解説より)

                                                       2015.02.06 作成



妻の神の石碑群 1 遠野遺産 第62号

妻の神の石碑群


案内表示板です。
妻の神の石碑群 2 メインになる大峰山の石碑を中心に両側に並んでいます。

道路脇のミニ公園とでも言えるように、草花等が植えられています。
妻の神の石碑群 3 大峰山、早池峯山、湯殿山が欠けて半分になっています。

早池峯山の石碑には天保三年三月の日付が刻まれていました。

大峰山は明治です。
妻の神の石碑群 4 早池峯山の石碑の右端には、先端部が欠けた湯殿山と
妻の神の石碑群 5 秋葉山、嘉永七年の日付が読み取れます。
妻の神の石碑群 6 私には判読無能です。半分に折れています。
妻の神の石碑群 7 山の神、農業の神様とされ各地に見られます。

神楽の演目にも山の神があります。
妻の神の石碑群 8 書体から判断して庚申と見ました。
妻の神の石碑群 9 この書体ならば庚申とハッキリ読めます。

日付はハッキリしませんが、弘化三年と読めそうです。
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