荒神神社(アラガミジンジャ)・・・
遠野市青笹町に鎮座する小さな茅葺きの神社です。田んぼの中にほっこりとその姿を見せる荒神神社。茅葺き屋根の小さなお堂には権現様が祀られ、稲穂の成長を静かに見守っています。この権現様が隣の地区にある権現様とケンカして、片耳をかじり取ったという言い伝えがあります。
平成22年に入ってから、遠野らしさの原風景を求めて出かける事が多くなっています。そのきっかけは、平成19年度から始まった遠野遺産の資料をいただいたことにあります。平成22年3月現在で、リストに上がった場所は99ヵ所になります。資料をじっくりと見ていると、出かけて撮影したいなと言う気持ちになります。
この荒神神社は、火渡の石碑群と同様に遠野らしい原風景と言うことでかなり有名になっていると言います。遠野市の近くにいる私は、ほとんど気がつきませんでした。江刺の家から遠野市や釜石市に向かう時、田瀬ダム湖畔の道路脇に「ようこそ遠野路へ」と題した大きな看板があり、そこに画かれている風景が「荒神神社」でした。今まで通っている道路(R107)なのですが気にも留めないで走っていたのが悔やまれます。
荒神神社と周囲の四季折々に見せる風景を求めて、私の遠野参りが続きそうです。
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