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遠野市・羽黒岩
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以前のことですが、遠野市綾織地区にある続石を撮影に訪れました。その後でしたが、続石からほぼ4km東に羽黒岩という巨石があることを知りました。しかし、なかなか訪れる機会がないまま今日に至っておりました。4月初旬でしたが、遠野市道の駅「遠野風の丘」に新型の風車を撮影した帰りに思い出して現地を訪れました。道の駅からは道路を隔てて少し西に行ったところに入り口がありました。 2m以上あるのでしょうか、巨大な一枚岩造りの下駄が立てられ紅白の鼻緒が付けられています。 |
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羽黒岩を観察した様子を私なりに書いてみました。 頂上には大きな花崗岩の岩が四個あり、地面に突き立っている。それぞれの間は繋がってないので独立した岩と思われる。メインになる山頂の巨石だが、南側に二個(上の画面の左側)、北側(上の画面の右側)に大きいのが一個あり高さが9mになる細長い岩である。 9mある北側の岩にもかなり大きな割れ目(節理)があり、いつの日にかここから二つになりそうです。 南側の岩は二個あり割れていて隙間がある。天狗に蹴られて背が低くなっているという伝説がある。岩の上にはサクラの木(?)が芽生えていた。この隙間は通ることが出来る。この場所から下を見ると、かなり大きな岩がごろごろあり大きめの岩だけでも12〜3個ぐらいあるようだ。 ここから4km程西に以前に見た続石の山がありますが、ここ羽黒岩はそれほどの急坂でもなく15分位で上まで行けます。この巨石が出来た遙か太古の時代には、この地域は巨大な河川敷か浅い海洋の中にあり、地下深くで造られた花崗岩が隆起し、流水の力で浸食され、丸みのある岩石になったと予想されます。やがて岩石の周囲の土砂が流出し、巨大な岩石が山頂部に取り残されたと思われます。そんなことを思うと、あちこちで見られる山の上にある花崗岩の成因が分かるような気がします。 ※現場を訪れたのが午後3時を過ぎていました。晴れてはいたものの光線状況がかなり西側にあり、ストロボを使用 して撮影したコマもあります。いつも思うのですが、木立の中での撮影は落葉樹の芽生えの芽の前、太陽が頭の上 にあり高曇りの時が最良のようにも思います。羽黒岩はかなり厳しい条件でした。 |
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