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             呼ばれ石


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遠野市綾織地区にある呼ばれ石。
呼ばれ石・・・

国道396号沿いにある大きな岩。昔、岩の近くで人を呼ぶと、それに応じて岩も同じことを言うので、猟師に頼んで一発岩に打ってもらった。それからは呼応しなくなったという。その鉄砲傷が残っているという。

現場の案内板より・・・
いつの頃とも知れぬ昔、この近くで作業する者に向かって、ふもとから家人の昼呼ばり(昼食時を知らせる)する声を真似たり返事したりするのは、どうやらこの巨岩のいたずらであるらしい。さては狐狸の化身かと狩人を頼んで一発打ち込んでからは、人の声に呼応することもなくなった。里人は今でも、胴体に鉄砲玉の傷跡があるというこの巨岩を「呼ばれ石」と呼んでいる。


宮守方面からR396走り峠を登り綾織地区に入ります。峠を下っていくと遠野市火石沢の表示があり、右側(南側)に大きな石がありました。今まで何回もこの場所を通っていますが、関心がなかったこともあり気にも留めていない場所でした。車を道路左路側に止めて改めて眺めてみました。

高ささ2m位、東西に5〜6m位ある巨大な一個の花崗岩です。地表に見える部分には雑草や蔦が絡まっていて、根元の部分は良く分かりません。交通量がかなりあり道路からの撮影は無理であったので、北の山側と崖下の南側から眺めてみました。ついででしたので上にも登ってみましたが、真ん中に穴があり石碑が建てられていました。どうやら雑草が枯れた頃に来て、周囲の様子を見ないと良く分からないようでした。



道路の正面上から見た様子、車の来ないときの様子です。 国道の上斜面から見下ろした様子です。左から遠野遺産標識、呼ばれ石、説明板となっています。

ひっきりなしに車が通りますので、ここでうろうろしてはいられません。

普通乗用車が通ると、丁度一台分ぐらいの長さがありました。
説明板側から見た石の様子。 呼ばれ石の右側から説明板を入れてみました。拡大画面で文章が読めると思います。

道路際も草がびっしりと生えていて、石と地面の境界が分からないくらいです。
南側の下から眺めた様子。 裏側に下りる道路がありますので、ぐるっと回って見上げてみました。

かなり大きな花崗岩で、車が正面を通る様子から距離を推定してあります。
上が平らになっていて石碑が埋め込まれてあります。 かなり大きな石ですが、不謹慎にも登ってみました。上が平らになっており、中央に石碑が埋め込まれてあります。

登るのは場違いでしたので、車の来ないときに登りすぐ下りました。
石碑の拡大ですが碑文は読めません。 埋め込まれた石碑の拡大です。碑文は読めませんが、コケが生えて年代を感じさせます。

撮影していたときは気がつきませんが、右上に一匹バッタ(イナゴでしょうか)が留まっていました。