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         岩手雫石町・弘法桜


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雫石町・弘法桜・・・4月28日のようすです。やっと一部がほこびかけていました。
衣川の北舘桜(樹齢700年)を調べていたら、小岩井の一本桜の近くに弘法桜(樹齢800年)の古木があることを知りました。4月28日に訪れたときは、日当たりにある一部分のつぼみがほころびかけていました。トップの画像がその時の様子です。

岩手県雫石町長山地区に、「七ツ田の弘法桜」と名付けられた推定樹齢800年の桜の古木があります。言い伝えによりますと、ここを訪れた弘法大師が手にしていた桜の杖を地面に刺したら根付いたというものです。資料によりますと、800年後の現在、樹高17m、直径1.5mあると言います。古木の脇には祠が祀られていて、「桜沼弘法大師堂」と書かれた扁額が掲げられています。(※一部ネット資料から)

古木桜のフアンとして、小岩井農場一本桜を見に来た皆さんがちょっと足を伸ばせば良いところにあります。私も知りませんでしたから・・。


駐車場側から見た5月7日の「弘法桜」です。小岩井の一本桜同様、花芽がかなり食われており満開とは言えさびしい状態です。天候も思わしくなく、青空に映えた様子は撮影できませんでした。興味を引いたのが祠の裏側に伸びている枝です。

詳しく調べて見ると、幹の一部から出た枝が東側に水平に伸びており、歩測してみたら10m以上ありそうです。枝が折れないように支えがしてあり、松島瑞巌寺や山田町大沢にある「臥龍梅(がりょうばい)」を思わせました。この祠と伸びた枝先の間から見る岩手山は本当に素晴らしく絵になる光景です。

雫石町・弘法桜 1・・駐車場から見た様子。天気が良いと岩手山がきれいなのですが・・。 雫石町・弘法桜・・少し拡大してみました。
雫石町・弘法桜・・祠の後ろの枝が見えてきます。 雫石町・弘法桜・・祠と伸びている枝です。


駐車場から道路に出て古木の西側から眺めてみました。細い枝がするすると伸びている様子がお分かりでしょうか。
また、縦横に入り組んだ枝振りが素晴らしいので撮影しました。

道路の反対側には、ガーデニング専門店として人気のある「花工房らら倶楽部」があり賑わっていました。
雫石町・弘法桜・・道路側から見た様子。 雫石町・弘法桜・・真後ろから見た様子。幹から伸びている枝が分かります。
雫石町・弘法桜・・入り組んだ枝振り。 雫石町・弘法桜・・枝振りの拡大。


樹齢800年を思わせる巨大な根回りと、太い幹に巻かれてある注連縄です。幹の一部が腐食しているため、セメントが注入され補修されていました。それにしても800年もの長い間、地域の皆さんに大切にされてきた「弘法桜」です。弘法大師の伝説が生かされた話もあるようで興味があります。出来ることなら、現地に案内説明板等を設置して紹介して欲しいなと思います。現地にあった看板は、桜の木の名前と推定年齢だけでしたから・・。

来年は花芽を沢山つけ、野鳥の「ウソ」に食われないようにと願う気持ちで一杯です。
雫石町・弘法桜・・幹の上部もセメントで補修されています。 雫石町・弘法桜・・根元がセメントで補修されています。 雫石町・弘法桜・・800年の歴史を感じさせる根回りです。