厳しい冬の時期が過ぎ、日増しに明るくそして気温が上がる頃、南の方から桜前線が北上してきます。私が住む岩手も南北に長く１８０ｋｍ程あります。４月末現在、中央部に当たる北上市の展勝地が満開に近くなっています。例年ですと、連休には葉桜になっているのですが、本当に遅い春の訪れです。

４月３０日付けの岩手日報の記事にもありましたが、岩手山頂上付近に見られる雪融けの「ワシ形」がやっと出てきたようです。例年ですと四月の上旬頃から見られるのですから、真冬日がほとんどなかった暖冬の冬はどうなってしまったのでしょうか。

しかし、やっぱり春は桜の花の開花から始まります。年齢に関係なく、ほころびかけてきた桜の花を見ると心がうきうきしてきます。古来から日本人に愛されてきた桜の「お花見」です。長かった冬へ終わりを告げ、活動的になる季節の訪れを今も昔も同じ気持ちで迎えたと思われます。

桜の名所は岩手県内にも多くありますが、家からそれほど遠くない場所、気軽に訪れられる場所に、カメラを担いで出掛けてみました。奥州市衣川区・北館の桜、江刺区明治記念館、水沢競馬場、北上市展勝地、テレビで一躍有名になった小岩井農場一本桜、雫石町弘法桜、そして盛岡市米内浄水場のシダレサクラです。

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