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             早池峰神楽


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早池峰神楽の起源について

早池峰山の四つの登山口のそれぞれにあったといわれる山伏神楽は、現在はその多くが退転し、南口の岳集落の岳神楽と田中神社のある大償集落の大償神楽や、この両者の系統のものが知られています。この二つをはじめとする、それにつらなる早池峰の山伏神楽は、八月一日の岳の早池峰神社の大祭の時に神楽殿で演じられています。

早池峰神楽は、大償(おおつぐない)と岳(たけ)の二つの神楽座の総称で、昭和51年(1976年)に国の重要無形民俗文化財に指定されました。記録資料等は現存していませんが、岳の早池峰神社に文禄4年(1595年)と記された獅子頭があることや、大償に早池峰山の修験先達をつとめた山陰家から伝えられたという長享2年(1488年)の神楽伝授書があることから、その時代にはすでに神楽が存在していたことになり、その初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、五百年以上の伝統をもつ非常に古い神楽であるといわれています。

また、岳妙泉寺(早池峰神社)の開設が正安2年(1300年)と伝えられているほど早池峰山信仰の歴史が古く、修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれています。

山伏神楽を代表するこの岳と大償の両神楽は、両者合わせて阿吽の舞いになっているといわれています。また岳と大償の権現様は、それぞれ早池峰権現、大償権現と呼ばれ雌雄の関係にあるといいます。

※この解説文は、花巻市のHP・観光案内を参考にさせていただきました。


私にとって神楽というと、難しくただ踊りを見て居るだけでは分からない。そのため、今まであまり関心を持たなかったというのが本音でした。2005年9月のことでしたが、北上市の民俗村での宵宮では、演ずる前にきちんと解説がなされ、そのことを頭に入れて見ていると、難しい神話の世界が何となく分かってくる感じがします。

ここでは2005年の大償神楽、2006年の岳神楽を民俗村で鑑賞した事から、阿吽の関係にあるとされる二つの神楽を早池峰神楽としてまとめてみました。道路壁面アートのモザイク画像をクリックしてお入り下さい。


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