蘇民袋争奪戦・・・午前4時:40分頃
わーっと言う歓声と共に、蘇民袋争奪戦になった。ほどなくして蘇民袋が開かれ小間木が飛び散ったようでした。すごい人混みでよく見えないし、カメラを持ってあらためて人混みの中に入るのは無謀過ぎるからです。
来年の課題ですが、上から見下ろすアングルを工夫しないと対処できない。それと、自分が陣取る場所をどうするかです。何しろ人混みに押され、カメラがもぎ取られそうになるのですから・・。
ちょっとしたハプニングがあり、争奪戦が中断してしまいました。何でも、蘇民袋の行方が分からないと言います。ぼろぼろに裂けて行方が分からなくなった様です。係や周囲の人も必死になって探していましたが・・。本来ならば、これから蘇民袋争奪は拝殿から出て、外での争奪戦になるとのことでした。私はここで撮影を断念し、蘇民袋が見つかることを願いながら黒石寺に別れを告げました。
蘇民袋争奪・・午前四時半を過ぎた頃、蘇民袋が出され、堂内で約一時間もみ合う中、親方の一人、袋の上に飛び降り、小刀をもって麻袋を裂く。中の小間木を一同で奪い合い、時満つれば拝殿の外になだれ出て、蘇民袋の争奪となり、最後まで袋を離さなかった者が「取主」となる。
つぶやきです・・・
拝殿内での争奪戦の様子は、争奪の場所に居ても限りなく難しい。考えられる方法は、一脚の上にカメラを固定し高いアングルから撮影するしか方法がありません。皆さん思いは同じでして、ビデオ撮影の方はファインダーを下向きにしていました。しかし大きくて重いビデオでは限界があります。カメラでも同じ方法をとっている方がありましたが、レンズ交換一眼ではこの方法が出来ません。
拝殿内の両側に、報道関係者用の絶好の場所があります。
この場所に報道関係の方が四時前から登りました。一般の方でしょうか、どうしても登りたいと係りに交渉していました。どうやら同年代のカメラマンでした。かなりしつこく粘っていましたが、「あなたを登らせれば、皆さんを登らせないとダメなのです・・」ときっぱりと断った係の方でした。 |