2011 夢灯り in 江刺に戻る

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18:50 開会挨拶と祝辞・・・

伊手小学校児童の皆さんによる金津流獅子踊り披露に続き、主催者挨拶と来賓祝辞が述べられました。

ここでは、現場で記録した挨拶文からその概要を紹介いたします。主催者である菅野さんのお話によりますと、本来であれば東日本大震災によりあらゆるイベントが中止されていた岩手県内でしたが、津波で亡くなられた皆さんへの鎮魂と、被災された皆さんへの激励の意味から、夢灯りだけでもやって欲しいという声を活かしての実施であるとのことでした。

また、奥州市社会福祉協会会長高橋さんからは、奥州市からマイクロバスで週一回のボランティア活動が40回を越しており、1000人以上の方々が現地に赴いて瓦礫撤去等の作業に従事していると言います。

岩手県ボランティア団体連絡協議会会長の門脇さんによると、岩泉町出身でハワイ・マウイ島にお住まいの方々800名からの寄せ書きパッチワーク・フラッグのお話があり、会場入り口にある旗の意味を知りました。これから県内各地でのイベントで披露される予定だと言います。

昨年まで行われていたアーティストの演奏による夢灯りも素晴らしかったのですが、今年の夢灯り(光のページェント)も趣があり良かったなあと思う私です。
主催者菅野さん(江刺ボランティア連絡協議会会長) 主催者菅野さん(江刺ボランティア連絡協議会会長)

みなさんお晩でございます。本年度の第19回目の夢灯りをこのように開催できますことを心から嬉しく思います。本日の夢灯りは、さる3月11日の東日本大震災を受けまして自粛すると言うことに一時決まり、今年は無理だなあと思っていました。

しかし、江刺の夏祭り実行委員会の方々から、是非、川原町多目的広場で夢灯りだけでもやってほしいというお声を掛けていただきまして、このように実現することが出来ました。私たちボランティア連絡協議会ではこの夢灯りを、地域の支え合いを大切にすると言う願いを込めて毎年開催しています。

ボランティアの皆さんから、「こう言う時だからこそやりましょう」という皆さんの意見を戴きまして開催することが出来ました。一日も早い復興を願う市民の皆様と一緒に願う日として、この日を設けることに致しました。

私たちボランティア連絡協議会では、被災地の方々へのボランティアだけでなく、被災地の方々の現状を江刺の皆さんに伝えるために、色々な事業を企画して行こうと思っております。どうかこれからも心を一つにしながら、「共に歩こう復興へ」と言う合い言葉で頑張って行きたいと思います。

高橋さん(奥州市社会福祉協議会会長)

高橋さん(奥州市社会福祉協議会会長祝辞)

みなさん今晩は、今年の夢灯りは、今、会長さんからお話しがありました通り、このたびの東日本大震災にかかわってみんなで亡くなった方々のお悔やみを申し上げながら、今、現地で頑張って居る被災地の皆さんに少しでも元気をおわけしよう、と言う企画で開催されたと伺いました。

このたびの震災では、岩手県では4600を越す方々がお亡くなりになりました。そしてまた津波によりまして2100を越す方々が今なお行方不明という未曾有の大災害に見舞われたわけです。ここから皆さんにお悔やみを申しあげなら、今日一日でありますが夢灯りを通じて被災されました皆さんの街が復興されますと共に、今残されている方々は心の復興がなければ、本当の意味での被災地の復興はあり得ないと思っております。

私たち一人ひとりは、一つ山を越えた皆さんにどんなメッセージを送るのか、どんな手助けをするのか、そんなことを考える一夜であればいいなあと思います。

今、奥州市社会福祉協議会では週一回ではありますが、20人から30人乗のバスで現地の清掃等のボランティアを市民の皆さんに参加して戴いて続けております。また、瓦礫の清掃等ではなく、被災者の皆さんと接して慰めていくような事も企画していきたいと考えております。

門脇さん(岩手県ボランティア団体連絡協議会会長)

門脇さん(岩手県ボランティア団体連絡協議会会長祝辞)

皆さん今晩は、第29回を数えるという夢灯り、本当におめでとうございます。間もなく30年になるのかなあと思っております。

さて、今年は東日本大震災と言うことで復興と言うことが大きく叫ばれ、そして、その取り組みをお願いしております。岩手県内からも、連日被災地に復旧作業のためのボランティアさんにご協力いただいております。

ちょっと目立たないのですが、入り口の所にパッチワークを綴った横3m、縦1m位のフラッグ・旗の様なものがございます。これは、ハワイのマウイ島に住んでいる方々800人の寄せ書きでございます。

日本の皆さんに分かってほしいと言うことで、たまたま岩手県岩泉出身の方が音頭を取っていただきまして、寄せ書きパッチワークを創ったそうでございます。そしてこれを県内各地で展示しながら皆さんに見ていただき、復興の元気を少しでも持ってもらえばと言うことのようでございます。

これから県内各地のこのようなイベントで展示するそうですが、今日が岩手県第一回の展示でございます。どうぞご覧頂きたいと思います。


19:00 点火・・・

まだ明るいのですが、カップやスタンドの中のローソクにライターを使用して点火です。

最初は自然光線で撮影しましたので、少々ぶれたりピンボケ、そして、色合いが赤っぽくなっています。

最後の方はストロボを使用しております。オレンジ色のジャンパーの方はスタッフの皆さんです。

点火 1
点火 2 点火 3
点火 4 点火 5
点火 6 点火 7


20:30過ぎ 幻想的な夢灯りの様子・・・

かなりのコマを撮影しましたが、三脚を使用していてもぶれたりピンボケの画像がかなりありました。その中から、お気に入りの画像を10コマ、大きな画面にして並べてみました。限られた狭い場所でのスタンド設置ですから、拡がりと立体感を出すことにしてアングルを替えてあります。

テクニカルデータとして、撮影する感度はISO400、絞りはF8、露出は自動ですが6秒前後あったようです。結果的にはかなりのワイドレンズ撮影になりました。また、画像処理の段階で、少しだけですがデジタル処理をして地面の様子を出しています。
幻想的な夢灯り 1
幻想的な夢灯り 2
幻想的な夢灯り 3
幻想的な夢灯り 4
幻想的な夢灯り 5
幻想的な夢灯り 6
幻想的な夢灯り 7
幻想的な夢灯り 8
幻想的な夢灯り 9
幻想的な夢灯り 10


20:55 フィナーレ・・・

大成功に終わった今年の夢灯りです。エンディングとして会場に「さよなら」のテープが流され、スタッフの皆さんによる手話合唱が行われて終了です。撮影は照明の光が基準ですから、動きがある手先等がかなりぶれています。江刺夏まつりとの合同開催、いつもですと市街地から離れた江刺総合コミュニティーセンターまで出向かないと見られなかった夢灯りです。

七夕飾りを見ながら大勢の市民の皆さんが夢灯り会場を訪れ、今年のテーマである「支え合う心広がれ夢の灯りと共に」の願いが必ずや理解されたと思います。
さよならの手話合唱 1 さよならの手話合唱 2
さよならの手話合唱 3
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