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ヤード(帆桁)に移り、帆をくくりつけているロープをほどく作業の様子です。ズボンの裾をまくり、裸足の様子がはっきり分かります。両足が乗っている部分はロープですから、体重がかかりたわんでいます。

ヤードの横にワイヤーが張られ、そこの部分に命綱のフックがかかっています。作業中は両手を使いますので、身体の三点支持は両足とお腹と言うことになりますか・・。

私も高いところは苦手ではないのですが、足場がグニャグニャしたロープ上では耐えられません。高所作業は恐くないと言ったらウソになりますが、これも訓練による成果だと思います。
ヤードの帆をほどく 1・・全体の様子です。
バウスプリットの帆をほどいています。 ヤードの帆をほどく 2・・足下のロープが見事にたわんでいます。
ヤードの帆をほどく 3・・ヤードの両側にバランス良く配置されています。 ヤードの帆をほどく 4・・一人の方のアップです。ロープ上の足が、土踏まずとつま先になっています。
ヤードの帆をほどく 5・・下から4・5・6段目のヤードです。訓練生とは違った服装の方が両側に見えています。船の乗員で点検と指示を出しているのでしょうか・・。 ヤードの帆をほどく 6・・一番上のヤードの様子です。この場の高さは40mを越していると思われます。ほどいたロープはそのまま下に下げた状態でした。
ヤードの帆がほどかれ、これから展帆を待つ状態です。ここまで20分ほどかかっていました。 ここまでの作業が、一番見応えがありました。全ての帆がほどかれると、ヤード上の全員が降りてきます。ここまでの作業は、ほぼ20分位かかっています。これから順序に従って帆が拡げられていきます。

恥ずかしい話ですが、帆船の帆を拡げる作業は、ヤード上にくくられているロープをほどくと、帆の重さで拡がるのかなと思っていた私です。

しかし、ヨット等の小さな帆船ならともかくとして、何トンもある重くて広い帆がばらりと拡がったら大変なことになります。


船首部のバウスプリットの三角帆が最初にあげられます。 

数人のメンバーでロープを引いていました。この帆はするすると開きました。ここには4枚の縦帆があります。
船首部の縦帆 1・・最初に拡がった帆です。 船首部の縦帆 2・・一枚目がほぼ定位置になり、残りの3枚がその後にあげられます。


下から二番目の横帆が下に拡がっていきます。

この帆を拡げる作業は、甲板上をそれぞれの帆についているロープを訓練生が一糸乱れぬ行動で、掛け声を掛け合って甲板上を引きながら走り拡げていくものです。側にいると、掛け声とホイッスル、指揮者の号令が聞こえてきました。指揮者の最高責任者は船長でしょうが、遠くから見ていると指揮系統の様子は分かりません。しかし、一糸乱れずという言葉通り、掛け声と足音が聞こえる中で巨大な帆が静かに拡がっていきます。

滑車でじわりじわりと帆が拡がっていく様子は、解説の放送にあった「一人の力では何も出来ない。全員の力がないと出来ないのです」・・そのものずばりの様子でした。
下から二段目の帆の展帆・・、上から帆が下がってきて拡がります。 メインマスト、ミズンマストの様子です。


下から三番目の帆が拡げられます。

この帆の場合、帆自体が下がるのでなく、ヤードが上に引き上げられ事により、上に拡がっていきます。重いヤードと帆布を引き上げますから、ロープを引く力もすごいことになるのでしょう。同じ方法で拡げられる帆は、5段目と6段目の帆になります。
下から3段目のヤードが上がり、それにつれて帆が拡がりますj。 左からフォアマスト、メインマスト、ミズンマストの様子です。ミズンマストのヤードが上がらず帆が拡がっていません。


メインマスト、ミズンマストにある下から4段目の帆がきれいに拡がっています。 下から4段目の帆が拡がった状態です。

気がついたらこの場面の画像は一枚だけで、すでに帆が下がり拡がった状態でした。


下から5段目の帆が拡がります。

この場合も三番目の帆と同様に、ヤードが引き上げられて帆が拡がります。下の帆よりは幾分小さくなるので、作業はいくらか楽になるのでしょうか。
下から5段目のヤードが上がり、帆が拡がります。 下から4段目の帆がきれいに拡がりました。


一番上の帆が拡がります。 

解説ではロイヤルセイルと呼んでいました。下に比べるとかなり小さくなります。これもヤードが上がり帆が拡げられるものです。
一番上の帆がヤードが上がり拡がります。 ほぼ拡がった様子です。
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