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金ヶ崎町永岡蘇民祭・水かけ祭
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1月27日午前10時から、隣町の金ヶ崎町で第20回「おらが村の永岡蘇民祭」が開催されました。前夜祭の「炎のまつり」で護摩焚き法要が行われたと言います。この蘇民祭は新しい行事であり、今年20回目の節目を迎えました。 蘇民祭そのものは古くからありまして、疫病から身を守る事がお祭りの元になっております。私どもの「おらが村の永岡蘇民祭」、無病息災、五穀豊穣を願っての祭りとして続けて参りました。この20回を記念する大会に、いつも後援を頂いております観音寺の柏山住職が、修行を終えて新しい住職としてつかれました。 この蘇民祭、裸男衆の争奪戦がメインで御座いますが、観衆の皆さんと一体となって作り上げていくお祭りで御座います。皆さんの暖かい声援のもと、盛大に祭りを盛り上げて頂ければ幸いで御座います。 私は金ヶ崎の生涯教育の町づくりにとって、大きな力を与えてくれて頂いているおらが村の永岡蘇民祭だと思っております。今年一年、金ヶ崎にとっていい年でありますように、そして永岡の町が皆さんの力でさらに大きく発展する起爆剤になれば幸いで御座います。 私は金ヶ崎にはこういう良さがある、そういう力がある、これを全国に発信いたしたいと思います。この発信の主発点、震源が永岡、そして永岡銀座と言うことで御座います。今日は皆さんで盛り上げて頂きたいと思います。 金ヶ崎町の水かけ祭は、蘇民祭に参加する男衆の清めの場面から特集してみました。 |
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観音寺の住職による護摩焚き法要です。広場には永岡蘇民祭の横断幕が掲げられ、蘇民祭に訪れた皆さんが書かれた護摩木が焚かれようとしています。 |
いよいよ、太鼓やホラ貝を鳴らしながら裸男衆が登場します。20回大会に是非出たいと言うことで、永岡小学校の小学生一名が特別参加をしているとのことでした。 私も入場から祈祷の場面の儀式を見ていましたが、気になったのがカメラマンの方々です。最前列の正面に陣取り、これ見よがしに撮影しその画像を男衆に見せています。今までこんな無礼な場面は見たことがなかったので、無性に腹が立ってきました。自分でも儀式の場面の雰囲気を壊さないように、遠くから撮影するとか横から撮影するように気をつけています。 |
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会場になるJAの広場には、軽トラックの荷台に水が汲まれて置かれてあります。 清めの水は軽トラックにブルーシートがあり、その中にたっぷりと永沢川の源流から汲んできました・・、と解説がありました。 |
会場の要所要所に軽トラに水を準備しております。バケツにいっぱい水を入れて、裸男衆に清めの水をかけて頂きたい。遠慮することはありません。かける人もいっぱいかけると良いことがありますので、遠慮はご無用で御座います。くれぐれも自分にかけないように・・。本日は約40名が参加しており、赤褌は還暦祝いの方で、還暦は赤い褌です。古希になれば紫の褌になります。 あちこちからバケツの水がかけられます。あんまり近く行けば、自分にも水がたっぷりとかかりますので大変です。男衆の身体からは「ゆげ」が立ち上ってきます。押しくらまんじゅうのようにがっちりとぶつかり合うことで、幾分でも身体を暖めることが出来るのでしょう・・。 バケツで水をかける周囲の人がもっと多いと思ったのですが、それほどではありませんでした。むしろ仲間同士で掛け合っている姿が目についたくらいです。 |
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JA広場で水を掛けられた男衆は、大松明を先頭にして通称永沢銀座の道路をぐるりと廻って会場に戻ってきます。 道路のあちこちで水をかけられ、「わっしょい、わっしょい」の掛け声高らかに戻ってきました。 今年は黒石寺のポスターの影響で、全国的に蘇民祭が有名になりました。黒石寺は何百年の伝統ですが、こちらはたったの20年の伝統で御座います。これから何百年もつかわかりませんが、ぜひ続けていきたいものです。北上川の西側で行われる蘇民祭は数が少のう御座いまして、永岡蘇民祭、そして平泉毛越寺の蘇民祭しか御座いません。あとは全て、北上川の東側で行われております。蘇民祭を起こして20年というわけで、今回は記念大会と言うことになります。 解説をお聞きして、北上川の東西で西側の蘇民祭は少ないなと言うことを改めて気がつきました。町長さんの挨拶ではないのですが、村おこしの起爆剤として全国に発信したいと言う気持ちが分かります。 |
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道路をぐるりと走ってきた男衆は、一団となって揉み合います。この中に先ほど紹介した小学生が入っていました。「上に上げろ・・」の掛け声があり、可愛くも逞しい身体の小学生が男衆の上に揚がり、周囲に手を振っていました。それにしても素晴らしい身体ですねえ・・。 その後この場で昨年の取り主の方から、福あめ、福銭、駒木等が観衆にまかれ、いよいよ蘇民袋の争奪戦が始まります。争奪戦の様子を紹介できればいいのですが、今回は省略いたします。参加された男衆に幸多かれと祈る気持ちで一杯でした。 |
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