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location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>民俗芸能アラカルト>平泉毛越寺浄土庭園・曲水の宴 |
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五年ぶりのことでしたが、5月23日に開催された平泉毛越寺「曲水の宴」に出かけてきました。過去何回かは雨降りで本堂の中で歌を詠んだこともありましたが、今年は晴天ではないものの新緑の木々がまぶしいくらいの日になりました。いつものことですが、気に入った場所から撮影するために3時間ほど前に境内に入り、アングルやレイアウトを考えた末「遣水」上流の近くに陣取りをしました。 曲水の宴は、「きょくすいのえん」「めぐりみずのとよのあかり」あるいは「流觴曲水(るしょうごくすい)」ともいわれ、奈良・平安時代に盛んに行われた歌遊びです。毛越寺では古い文献に沿って「ごくすいのえん」と呼んでいます。 この遣水は、昭和58年度毛越寺庭園発掘調査事業の成果として発見されたもので、60年度に遺跡整備復元が完了、「流し初め」が催されました。続く61年度、水源となる「滝つ瀬」が発見されその価値評価ともいよいよ高いものとなりました。遣水の流れには「底石」「水切りの石」「つめ石」「横石」「水越し石」などが作庭記に忠実な形で発掘され、全長80mと全国最大きぼで完全な遣水の姿を優美に見せています。 毛越寺の曲水の宴は、この水辺で毎年5月の第4日曜日に行われ、男性は衣冠や狩衣、女性は袿(うちぎ)、十二単など平安貴族さながらの装束を身にまとって参宴します。 歌題披露のあと雅楽『催馬楽(さいばら)』に合わせ重要民族文化財の毛越寺延年の舞「若女」が奉納されます。そして杯を乗せた羽觴(うしょう)が遣水に流されると、水辺の歌人がそれぞれに歌題に従って和歌を詠み流れてくる杯を傾けます。最後に講師(こうじ)が歌を披露し、宴が終了します。(※頂いた資料から) |
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