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           延年の舞・路舞


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路舞ですが、この画像はあやめまつりの時に撮影しました。開演までの間、本堂から太鼓(紙張り田楽太鼓)と僧の謡が聞こえていました。何だろうと思い見たら、小学校低学年の子どもと思われる二人が舞の練習をしていました。
単純なる所作で、繰り返し立ったりしゃがんだりしています。「ああリハーサルだなあ」と思いしばし見ていました。

路舞(唐拍子)・・・いわれがありまして、慈覚大師が入唐し清涼山を訪れたとき、道ばたに二人の童子が現れて舞を舞った。そして日本に帰ってから常行堂で、また二童子が現れて舞を舞ったと言われる故事を引き継いだと言われます。童子が二人出て参りまして、太鼓に合わせて足を踏みながら舞う、単純な舞で御座います。足を踏むと言う宗教上の意味合いがあります。

路舞が正式な名前で御座いますが、別名唐拍子と呼ばれておりまして、謡がちょっと日本語が少ないと言いますか、私どもも最初の方の謡については意味が分かっておりません。節は伝承しておりますが、一つ一つの意味については分からない。ある先生はこれはチベット語ではないか、歌が唐めいている、拍子に合わせて舞うと言うことで唐拍子という別名がついています。(※現場の説明から)


この場面はストロボを使用せず、自然光線で撮影しました。動きにブレがあったり、少々ピントが合わないところがあります。童子の脇にいる僧は地方(じかた)とよばれ、笏をもって田楽太鼓をばしっばっしと叩きながら謡を謡います。
童子は四垂を垂れた日月の烏帽子をかぶり、笏をとり、こもごも立って舞います。


路舞 1 路舞 2
路舞 3 路舞 4
路舞 5 路舞 6