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          延年の舞・若女、禰宜


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若女(若い女)禰宜(神官の禰宜)舞は、別名「板東舞」とも言います。板東(関東地方)から巫女がこの東北に下ってきて、魔多羅神の神前において舞を舞ったさまをうつしたと言われております。鈴と水干(すいかん)を持って、しゃりんしゃりんと鳴らしながら舞う舞で御座います。最後の方になって神官の禰宜が御幣を持って加わり、問答が御座いましてこの舞が終了します。

この場面は7月のあやめまつりで撮影しました。可能な限り全身像、とくにも足さばきを撮影したくてカメラを高い位置にしました。同じ思いの方が対面に居て、かなり気になりましたが仕方ありません。相手からも私の存在が同じように見えていたはずです。舞の雰囲気を壊さないように背景場面を選んで編集してあります。

僧が若女の装束で、扇と水干(すいかん)を持って舞いますが、伴奏は一切ありません。しーんとした中で聞こえるのは、水干の鈴の音(しゃりん・しゃりん)と足踏みの「ドン」だけです。春の藤原まつりの時は、たまたま雷雨になり静かな雰囲気を壊しましたが、それはそれですごい趣がありました。見ている皆さんも、私語やしわぶき等も一切なく、本当に静寂な時間でした。



若女、禰宜舞は三つの場面に区切ってあります。最初に若女が登場し、別の僧から扇と鈴を受け取ります。

二番目は若女だけの舞です。この場面が一番有名になっているのですが、僧の扮する若女のゆったりとした舞が優雅であり、鈴の音を聞きながら見とれてしまう瞬間でした。

三番目に禰宜が登場します。ゆったりとした優雅な若女の舞に対して、かなりダイナミックな動きの舞を禰宜がします。静と動の対比・・とでも言いましょうか。


若女 1・・手に何も持たずに入ってきます。
若女 2・・別の僧から鈴と扇を受け取ります。 若女 3・・扇を開いてこれから舞が始まります。


若女 4 若女 5
若女 6・・撮影した中で一番のお気に入りで、トップページの背景にも使用しています。 若女 7
若女 8 若女 9


若女、禰宜 1・・禰宜が手に弊を持って入ってきます。面の中で眼が光っていました。 若女、禰宜 2・・手にした兵を振り大きな動作で舞います。
若女、禰宜 3 若女、禰宜 4
若女、禰宜 5 若女、禰宜 6