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05.広庭(洞内富士)
   南瓜岩大松茸すぼ柿千町田
06.傘づくし
   空滝
   岩屋観音
07.千畳敷

広庭・・・富士山を連想させる洞内富士は、洞内最大の石筍です。天井から流れでる水から沈積した石灰分が、いくらかの土をまじえて下から段々と出来上がったものです。

洞内富士・・、この表現は岩手の鍾乳洞でも見られます。成因は秋芳洞と同じで、天井から落ちてくる水滴のなせる超時間空間で造られた石筍です。岩手の鍾乳洞でも、安家洞での安家冨士、内間木洞での内間木洞富士が見られます。時間をかけて正常に創られた石筍は、裾野が広がり、あたかも成層火山の富士山のイメージに似ています。
洞内富士の側面です。色の違う水が流れ落ちているように見えます。茶色のフローストーンですが・・。 洞内富士です。巨大な石筍で、裾野を引いてきれいに出来ていました。


南瓜(かぼちゃ)岩・・・この表示を見たとき、あれれなんだろうと思いましたが、よく見るとジャンボかぼちゃを山積みにした様な状態に見えてきました。そばでじっくり見れば、その成因が分かりますが残念です。何となく、巨大な石筍が多数生じたところに、フローストーンが生じてコーティングしたようにも思われます。あくまでも私の感想ですが・・。

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南瓜岩の上の部分。 南瓜岩の下の部分ですが、あたかもジャンボかぼちゃを積み重ねた様になっています。


大松茸、傘の拡がった松茸です。 大松茸・・・大きさがどの位あったでしょうか、南瓜岩の並びにありました。よく見ると似ています。松茸とは上手い表現です。

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上から垂れ下がった三連の柿、段々小さくなっているのですぼまった柿、すぼ柿です。

すぼ柿・・・「すぼ」とは、すぼまる、すぼむ、から来た表現だと思います。ふくらんでいたものが段々小さくなる様子ですから、三つの柿があってそれぞれ小さくなっている様子をあらわしています。

成因として二つ考えました。一つは上から流れた地下水で生じたつらら石が、何かの原因で途中が小さくなったもの。二つ目は下から生じた石筍と、上から伸びたつらら石が途中でくっついた石柱です。

果たしてどれが正解かは分かりませんが・・。それにしても色つやがよく、上手くできています。画像をよく見ると、左側にも出来つつある様に見えます。

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千町田・・・百枚皿のリムストーンプールを小さくしたような場所です。平坦地のような場所に生じていますので、それぞれの面積が広いなと思いました。

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千町田 1
千町田 2 千町田 3・・・ここにもあったリムストーンプールです。百枚田よりは規模が小さいのですが・・。


傘づくし・・・雨も降らぬに大傘小傘 誰が下げたか傘づくし(野口雨情・作)。天井から滴下する水が作りあげた芸術品が、鍾乳石です。群をなし、昔の傘屋の天井を思わせます。

最初の画像は、普通のつらら石ですが、段々と先端部の尖ったところが無くなり、天井から棒きれがぶら下がっているような感じになります。これを見た野口雨情先生は、傘屋の店先を思い出したのでしょうか。

私ならば、「げげげの鬼太郎」に出てくる一本足の傘ですね。これが無数にぶら下がっている様子、遠くのものはストロボが届きませんから、異様な光景になっています。

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天井から下がるつらら石です。この形はごく普通に見られる形です。
ちょっとはっきりしませんが、これもつらら石です。 あたかも傘がぶら下がっているように見えるつらら石。先端部の尖った部分が無くなっています。


大黒柱・・・重い天井を支えるようにある石柱です。大黒柱にしてはちょっと細めですが・・・。

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大黒柱 1 大黒柱 2・・・巨大な先柱が並んでいます。


空滝・・・ここに水が流れていれば、何段ものしぶきが上がる瀑布になります。以前は地下水が滴り落ちて流れていたのでしょう。まさに、フローストーンの滝です。

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水の流れていない滝、空滝です。フローストーンの滝とでも言えます。 空滝の拡大です。


岩の窪みの奥にある観音様です。 岩屋観音・・・岩の窪みの奥にある観音様ですが、ちょっと小さいのでよく分かりません。画像処理で部分を切り取って造ってみました。

拡大してじっくり見ていると、座っている仏像のようにも見えてきます。土台になっている部分と色が違いますので、もしかしたら石筍なのかも知れません。

手前の白く見えるのは、お賽銭にあげられた一円硬貨です。

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