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           秋芳洞・本洞


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洞穴入り口から続く部分は、洞内の川が造った巨大な空間になります。例えが良くないのですが、巨大なU字管に蓋をしたような空間とでも言えそうです。とにかく広い空間で、最初の紹介に地底都市と書きましたが、未来の地底での生活が可能とさえ思えるのです。想像を超える長い時の流れが作り上げた地底の空間と言えます。

ここでは、入り口から千畳敷までの間で見た様子を紹介します。資料から作成した洞内案内図からもお分かりでしょうが、千畳敷出口エレベーターの所から未公開洞窟探検コースに入ることができます。もちろんですが、このコースに入るには秋吉台観光ディレクターの案内と、それなりの装備が必要になるようです。

01.秋芳洞入り口・・・・受付口洞口まで洞内入り口
02.青天井
03.長淵
04.百枚皿
05.広庭(洞内富士)
06.傘づくし・・・南瓜岩・大松茸・すぼ柿・千町田
07.千畳敷



駐車場から入り口に向かう両側は、数多くのお土産品のお店が並んでいました。秋芳洞ならではのお土産に、大理石(石灰岩)の加工品が多く目に付きました。安い物から目玉が飛び出しそうな物まで数多くあります。仲間と歩きながら・・・岩手の鍾乳洞のお土産やさん、こんなに無いよね、もっとあればいいのに・・・、勝手な会話が飛び出していました。これは需要と供給の問題で、季節に関係なく観光客が多数訪れる場所と違い、岩手の鍾乳洞は観光客の訪れが季節によって限られるので無理なことです。

石碑の文章から
特別天然記念物秋芳洞
説明・・・石灰岩が浸蝕、溶解されて生じた洞穴で本邦石灰洞のうち現在最大のものとされている。鍾乳石及び石筍も大きくかつ完全である。その他種々の形状を成す炭酸石灰の沈殿物あり。また伏流が見られる。学術上特に価値の高い天然記念物である。                                         
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沢山あるお土産売り場を過ぎると、入場ゲートが見えてきます。 ここで入洞の切符を買います。ひっきりなしに訪れる人で一杯でした。
建物を通ったところに石碑があり、特別天然記念物と書かれてありました。 秋芳洞の解説を記入した石碑です。この石は自然石です。


木立の中を洞口に進むにつれて、洞内から流れ出る清流が見えてきます。清流に架かる橋を渡る頃から、冷気が伝わってきました。外部の気温が30度を超していますので、ひんやりとした冷気は心地よいものです。

たまたまですが子ども達の団体と一緒に入ったのですが、冷気と暖気が交互に感じられた時「おじさんどうしてですか」と質問されました。子ども達もびっくりしていたのでしょうか・・・。
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清流の側を洞口に向かいます。 洞内から流れ落ちる清流が滝になっています。きれいな色をしていました。
正面の崖にぽっかりと開いた洞口です。 流れ落ちる洞内からの水の滝です。


いよいよ洞内に入ります。岩の割れ目から中にはいると暗くなり目が慣れません。内部の照明は足下のコンクリート通路(幅2m位)脇にある蛍光灯のみです。暗いので川に落ちないように、道路脇にはコンクリート製の手すりが設けられています。

内部の照明についてですが、現地に来る前にネット等でいろいろ調べてみました。秋芳洞内部の紹介画像が、かなりのカラフルな色光で見えていました。ですから、三脚を使いたいなと本気で思ったくらいです。でも岩手からのグループ旅行であることと、気に入った場所で三脚を置いての撮影は無理なので三脚の使用は断念しました。

結論から言えば、特別な色光での内部照明があるときはともかくとして、普通に撮影するには洞内の自然光だけではほとんど無理だと思います。あまりにも広すぎますので、遠くを狙わずに近づいて足下やごく近くの様子を撮影するのであれば、一般的なデジカメの内蔵ストロボでも十分使えます。

私が今回使用したのは外付けストロボですし、カメラの感度はISO400迄上げてあります。内部の気温が17度前後ですから、今回は結露等が無く快適に撮影できました。シャドウの暗部を表現したくて、キャプチャーでデジタル処理をしてあります。
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洞内への入り口です。明るいところから急に暗くなり、しばし周囲がはっきりとは見えません。 入って直ぐの所に龍が淵と書かれた案内板がありました。
通路のフェンスです。 ここから奥へと進みます。通路はコンクリート製、幅が2m位あったと思います。薄暗い中を奥へと進みます。


青天井・・・天井の高さ30m、幅50m近くあり、大変広くて大きな空間です。入り口からの太陽光線が水面に反射し、水の青さが天井に写し出されて青白く見えるところから、青天井と呼んでいます。

さて、私には青天井には見えなかったのです。と言うよりも、余裕をもって天井を見なかったと言うことになりますか。

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青天井の説明です。ここから冒険コースが始まります。ここは自由に行けそうです。 青天井の場所の天井です。高さが30mとは信じられません。もちろん私には青くは見えません。


長淵・・・その名の通り、洞内を流れる大きな川とその対岸でした。ここも遠すぎてストロボの光が届きません。深さがどの位あるのでしょうか、水面を見て底が見えるように処理してみました。流れの下には窪みや岩石(石灰岩)が転がっていました。                                             
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長淵 1 長淵 2・・・水面に崖が映って独特の雰囲気が見られました。もちろんこれは肉眼では見られないのですが。
長淵 3・・・上流から流れている様子が分かります。 長淵 4・・・底が見えていますし、岩がごろごろありました。


百枚皿・・・お皿を何枚も並べたように見える百枚皿は、世界に類例のない大規模な石灰華段丘で、これは前方の小高い所より流れている地下水に含まれている石灰分が、皿状に沈積したものです。

秋芳洞のシンボルの一つでもある巨大なリムストーンプールです。五番目の画像の上の方に小高い丘があり、ここには籠岩と名前が付いています。ここから流れ落ちる地下水の中に含まれる炭酸カルシウムが結晶化し、そこで堆積して縁を作り水が貯まったものです。

資料によると、皿の数は500枚を超え、4mの直径のものもあると言います。岩手の鍾乳洞でも、かなりの場所でリムストーンプールを見てきましたが、これほど大きいものは見ていません。秋芳洞の名所でもあり、皆さんが撮影していました。でもかなり広いので、通路の照明だけで撮影するのはかなり困難です。
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百枚皿(リムストーンプール) 1 百枚皿(リムストーンプール) 2
百枚皿(リムストーンプール) 3・・・プールの水溜まりには、目が退化したエビなどが住んでいます。 百枚皿(リムストーンプール) 4
百枚皿(リムストーンプール) 5・・・小高いところに地下水地の流れ出すところがあり、籠岩と書かれてあります。 百枚皿(リムストーンプール) 6・・・ここでは皆さんが撮影しています。携帯カメラの方が多かったのですが、上手く写るのでしょうか・・。
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