2008年ほっづぎある記に戻る

          2008宮古鮭まつり


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス  

location:uchinome.jpトップ>ほっづぎある記2008年ほっづぎある記>2008宮古鮭まつり

 サイトマップ


1月3日のことでしたが、第36回宮古鮭まつりが津軽石川河川敷で行われました。津軽石川は、藩政時代から南部鼻曲がり鮭の遡上する場所として地域の人々に海の恵みを与えてきました。昨年末のことですが、催しアラカルトで「宮古市・又兵衛祭り」を紹介しましたが、この場所で「第36回鮭まつり}が行われたものです。

以前は漁業権の問題や河川を荒らすという理由で、一般の方が川に入って鮭のつかみ捕りをすることは許可にならなかったと言います。近年は、勇壮な川開きで川鮭を捕獲するのを見学し、その場で購入する催しから、自らが川に入り、仕切られた場所で捕獲してある鮭を掴み取りする形のイベントに変わってきているようです。お隣の山田町織笠川でも、12月中に二回ほどこのイベントがあり賑わっていました。

私が会場に着いたのは10時前でしたが、駐車場になる河川敷は多くの車が置かれてあり、場所を探すのに苦労しました。新巻鮭の販売所や、水揚げされたばかりの川鮭等が販売されていて、多くの方が紙袋に生鮭を入れて歩いていました。

その他のイベントとして、イクラすくい取り、ハラコそば早食い競争等があり、見ている会場の皆さんから声援があがっていました。私もハラコそばをご馳走になりましたが、美味しかったですよ。でも熱くて大盛りのハラコそばは、早食いには向きませんね・・・。

囲いの中には一般の人は入られません。撮影するには人混みの前にいるか、川留めの柵の上にいるしか場所がありませんでした。しかし何故か撮影目的の一般の方がいました。どうなっているのかなと、ちょっぴり疑問にも思えました。

数多く撮影した画像の中から、さけのつかみ捕りを中心にして紹介してみます。
つかみ捕り開始の合図で一斉に川に入る人たち。 つかみ捕りの会場は、又兵衛祭りが行われた河川敷の川留めの場所で行われました。午前中に五回、限られた参加者で網で仕切られた場所で鮭を捕まえます。

膝上まで水につかりますし、暴れる鮭を捕まえるので完全装備をしないとずぶ濡れになります。合図があり、一斉に川に入り鮭をねらいます。

放されている鮭には、お年玉付き鮭のつかみ捕り、目印の付いた鮭を捕った方に景品をプレゼントとなっていて、参加料は1,500円です。
ねらった鮭を捕まえ満足した顔が印象的でした。 ねらったお年玉鮭でしょうか、それともハラコの入ったメス鮭でしょうか、両手に花の笑顔が素敵です。

後ろの子どもは、まだ捕まえていないようで必死になって水の中を見ています。泳いでいる鮭を捕まえようとしてもほとんど無理です。ねらい目は、仕切られた網の側にいる鮭なのですが・・、子ども達は泳いでいる鮭に目がいっていました。

また、捕らえた鮭をしっかりと見てメス鮭をねらっている方、お年玉マークの付いた鮭をねらっている方・・、色々でした。
仮装姿のつかみ捕りの様子から。 人気のある仮装姿のつかみ捕りの様子です。

・・・仮装鮭のつかみ捕り、先着30名様予約受付も致します。参加料500円(参加賞は鮭)。優勝者1名、賞金3万円、審査員特別賞2名1万円・・・の人気イベントがありました。

仮面をかぶった方、サケや馬の帽子をかぶった方、ちょんまげスタイルの方、ふんどし姿の方等々、個性あふれる扮装に会場からは笑いが絶えませんでした。

しかし、サケをつかみ捕るよりも仲間の邪魔をし、ほとんどの方が水中に転がります。見ている方が笑いと同時に、「冷たそう・・」と言う声が上がっていました。
トラックから川に放される大量の鮭。 つかみ捕りは五回行われますが、その都度トラックで運ばれた鮭が大量に放されます。河口の留めの部分で捕獲した鮭だと思いますが、シートを使って川に流し込まれます。

この時は観光客がおりませんが、何故か報道カメラマンと思える方が川の中にいました。悲劇は一瞬でした。両手にデジタルカメラを持ったまま、流れてきた鮭に乗ったのでしょうか、水の中に仰向けに倒れました。もちろんですが、高価なデジタルカメラもろともです。

見ている私はアーッと思いました。水没したデジタルカメラは使い物にならなくなるからです。