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        八幡平・雪解けの太古の息吹


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八幡平・太古の息吹・・・

八幡平が大好きな私は、ほとんどの場合は松川渓谷を眺めながら「樹海ライン」を走り藤七温泉、そしてアスピーテラインと合流するコースを通過します。藤七温泉少し手前の道路脇に、いつも水蒸気の白煙を噴き上げている自噴の湯溜まりがあります。直径2m程の93度沸騰温泉ですが、今も生きている八幡平火山活動の一端を伺わせる場所でもあります。

夏の時期に通ると必ずと言うくらい卵ゆでをする場所ですが、雪解けの中でも卵ゆでをしている方があり驚きました。

道路下の太古の息吹の場所、えぐり取られたような残雪の切れ目になっていました。 今年の八幡平は、雪の回路として通行可能になったのが4月末のことでした。今年は例年通りの開通でしたが、その後の天候条件が良くなく5月16日に通った時ですら、あちこちに大型除雪機が配置されてあったり、雪の廻廊の崩れ等で片側通行の場所がありました。

太古の息吹のある場所は、道路から6m位下にあるのですが雪に埋もれていました。もちろん熱湯が自噴する湯溜まり付近は高温で、この場所に雪が積もりません。

手前に足跡がありますが、ここら下に降りて熱湯の湯溜まりまで行きます。
のぞき込んだらかごに卵を入れてゆでていました。 上からのぞいてみたら、温泉卵造りをやっていました。私を含めてほとんどの方は上から見下ろすだけですが、下にいる親子連れの皆さんは下に降りたようです。

大人は良いとして、子ども達はどうやって降りたのかなあと思いました。手前の通路はあまりにも急坂で、滑ったら下まで一気に落下するからです。
ちょっと見たところは、釣りをしているように見えますね。

おなじみの沸騰している自噴の湯溜まりです。湯温が93度と言いますから、間違って落ちたら大変なことになります。熱湯の泉ですから・・・。

熱湯の湯の側に流れる雪解け水で遊んでいる親子連れ。 熱湯の泉の上の方には沢水が流れています。雪解け水ですからこちらは冷たいと思います。温泉卵がゆで上がるまで、子ども達と母親が遊んでいました。背丈の高さと残雪の高さを比較するとおよその様子が分かります。