モニュメント・奇跡の一本松・・・
7万本の松原からたった1本、津波に耐えた一本松。私たちに希望を与えてくれた一本松は、もはや自立が出来ませんが、復興の象徴として新しい形で残していきたいのです。みなさんの協力をお願いいたします。
岩手県陸前高田市長 戸羽 太 (※陸前高田市HPより)
2011年(平成23年)3月11日発生した東日本大震災では、この地震によって引き起こされた高さ10m以上の大津波に呑み込まれ、数万本あった全ての松がなぎ倒されてしまいました。
奇跡的に倒れずに残った1本、 高さ30mのこの松は震災直後から「復興のシンボル」とされ、「希望の松」、「希望の一本松」、「ど根性松」などと言われるようになっていました。残念なことですが、生き延びさせようと懸命の処理等が行われましたが、現在では完全に枯れ死しています。
現在、奇跡の一本松を永久保存する計画があります。このままでは危険であることから、一旦切り倒し幹の部分を補強して、現地に保存する話が出ています。幹の太い部分は良いとして、先端部の細かな枝先等はどうするのか関心があります。 (※ウチノメ屋敷サイトの記事より)
昨年末のことでしたが、奇跡の一本松として現地で頑張っていた松が枯れてしまいました。30mほどになる巨大な松ですから将来的には危険になることが予想され、現地に記念モニュメントとしてレプリカ復活の計画が実行されました。かなりの費用がかかりますが、被災地の皆さんの心の支えとなっていることもあり、伐採されて化学処理されることになりました。
胴体部分は数個に切られ化学処理をし、先端部の枝葉は原寸同様のレプリカ作成が進められました。三月初めには現地で組み上げが終了し、三月末には落成披露される予定になっていました。しかし、組み上がったレプリカの枝葉の形が元の形と違うことが分かり、再度の組み上げ作業が行われることになりました。
このたびは、「奇跡の一本松」保存事業におきまして、前例のない取り組みということもあり、枝葉部分の復元精度が十分でないことから工期を延長させていただくこととなり、陸前高田市様および陸前高田市民の皆様、保存事業を願う全国の皆様に多大なご迷惑をおかけすることになりましたことを、深くお詫び申し上げます。
本事業の、震災を後世に語り継ぐモニュメントとしての重要性につきましては十分認識いたしておりますので、引き続き最後まで責任を全うしてまいる所存でございます。
なお、工期の延長期間につきましては、陸前高田市様とご協議の上、改めてお知らせ申し上げます。
(※工事担当業者のサイトより)
|