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           2015南昌荘ひなまつり


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まゆ玉を加工して造られた「まゆびな」
2015南昌荘ひなまつり・・・

間もなく三月になります。岩手県内でもあちこちの街中でひな飾りが開催され、やっぱり三月だなあと改めて思わされます。昨年までは、宮城県のひな飾りを撮影しに出かけたこともありましたが今年は今回始めての訪れになります。

ひな飾りと言えば気になることの一つとして、せっかくの展示を見るのは良いとして撮影はご遠慮ください・・・そんな表示が気になり始めています。以前のある場所では、ストロボの光が衣装等の劣化に関係するのでとか、新作雛のデザインに関わりますのでお断り・・と言う場所もありました。

私としては、せっかく見たひな飾りを撮影し広く紹介する事をねらいとしていますので残念でなりません。二月の末ごろになると、我が家ほっづぎ家族もひな飾りを見学するために資料集めに集中します。今年は天候不順や体調不良等のこともあり、どこへも訪れてはいませんでした。

昨日26日の事でしたが、盛岡市への通院の帰りに訪れたのが「南昌荘のひなまつり」です。今年の見学撮影ポイントは、米粒やゴマなどの穀物に描かれたおひな様の様子を撮影することでした。また、まゆ玉を加工して造られた「まゆびな」も撮影してきました。トップの画像もその一場面になります。

                                                       2015.02.27 作成

まゆ雛お内裏 1 まゆびな・・・

ここではまゆ玉をくりぬき彩色し、幾重にも重ねて衣装に見立てて造りあげます。

周囲にある桃の花もまゆ玉です。

まゆ玉雛による段飾りもありましたが、お内裏様だけの構成にして並べてみました。
まゆ雛お内裏 2 えじことお内裏様

まゆの表面を薄くはいで材料としています。紙や布とはひとあじ違うぬくもりが魅力的です。

昔赤ちゃんを入れた「えじこ」の中に入ったおひな様も楽しそうです。

※展示案内から
こくもつ粒雛 1 こくもつ粒ひな

米粒におひな様の絵を描き、段飾りに構成したひな壇です。

近接撮影になり、ほとんど一点(平面)にしかピントが合いませんので画像としては適切ではありません。

後列三段は「おこめ」雛段であり、前列は中央がごま粒、右端がきび粒になります。
こくもつ粒雛 2 穀物(きびの)上に彩色し、お内裏様と三人官女が構成されています。

土台になっているのが一円硬貨であり、直径が2センチあります。

一円硬貨の大きさを念頭に置き、きびの大きさを測定し換算するとほぼ2ミリになりました。

2ミリのきび粒を白く塗りつぶし、赤や黒の色を塗り込みおひな様を造りあげる超精密作業、凄いなあと感心するのみです。