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           八戸キャニオン


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八戸キャニオン 1・・展望台の様子です。周囲には岩石公園や説明板が色々あります。

「八戸キャニオン」とは、青森県八戸市にある露天掘りの鉱山である。住金鉱業株式会社が経営する石灰岩の採掘現場である。人工ではあるが、日本一標高が低い(地上の)地点が存在し、その深さは海抜約マイナス160mである。 もっと掘り進めるとのこと。 地元では、八戸キャニオンと呼ばれている。
(※ウイキペディアより)
 

現場は、八戸市街から階上町に向かう広域農道脇にあります。掘削場は階上町になります。農道脇に採掘場入り口の大きな看板があり、そこから入ると展望台に出ます。展望台付近は岩石公園があり、この場所の説明等が書かれてあります。

八戸キャニオン 2・・展望台から左側を望む。 展望台から見た現場の左側になります。すり鉢状に掘削され、巨大ダンプが通れる道路が作られています。展望台からは、かろうじて掘削の底面が見えます。現在の掘削深さはマイナス160mあり、4月の時は150mと書かれてありました。

詳細に調べてみると、階段状の部分が12段ありますので、一段あたりの高さは10m以上になるのでしょうか・・。現地の案内放送によると、今後どんどん掘り下げていくとのことです。

言葉ではマイナス160mと言いますが、現場でしっかりと見回すとその壮大な光景に圧倒されてしまい、言葉が出ません。とにかくでっかいのです。
八戸キャニオン 3・・展望台から右側を望む。

右端近くの様子、底面にパイプラインがみえています。画面の右上に大型90トンダンプが見えていますが、あまりの広さにプラモデルぐらいにしか見えません。

住金鉱業の鉱山は、露天掘りの石灰岩鉱山であり、毎日一回の発破によって石灰岩を採掘し、お客様の要求する大きさにして出荷されます。鉱山から港及びセメント工場には、地下にある約10kmの長距離ベルトコンベアにて運ばれます。(※展望台にある説明板より)

八戸キャニオン 4・・正面の切り通しの部分、上の方に巨大ダンプと海抜0mの表示が見えます。 ほぼ中央部分の切り通しの様子です。画像の上の部分に90トンダンプが2台、石灰岩の運搬のために動いています。

その少し下に、「0m」と書かれた表示があります。この場所が、海面の高さと同じと言うことになります。この場所から底面までの深さが、最大で160mあることになります。

そうすると、0m地点から底面まで160m、掘削地表まで20m以上として、地表に空いた巨大な深さ200m近くの穴になります。こんな様子から、八戸キャニオンと名が付いても不思議ではありません。もちろんですが、流れ出る渓流等はありません。

雨が降ったらどうなるのでしょうか・・。その排水のためにパイプラインがあるのだと思います。水が貯まったら水深のある人造湖になりますね。こんなことを書くと、現場の皆さんに叱られそうです。

展望台にある採掘現場全体の航空写真はこちらから。

なお、八戸キャニオンの詳細はこちらから御覧下さい。