奥入瀬渓流探訪・・・
「おいらせ渓流観光センター」からバスは子の口を目指して上りますが、道路は一車線のみの狭い場所になり所々にすれ違いように設けられている拡がりがあります。奥入瀬渓流を縫うように道路があり、川とバス道路の間には散策路が設けられています。
頂いた観光資料によると、観光センターから「流れの名所が多い場所」になりますが、途中から「滝が多い場所」になるようです。木々の間から右左と様々な滝が目に入りますが、木の葉に遮られてバスの中からははっきりとは見えませんでした。
30分ほど走った頃でしょうか、15分ほど渓流の散策路を歩くことになりバスから降りました。それほど人出は多くないものの、私達と同様にバスから降りた団体が次々と続きます。私は何とかして渓流と紅葉を撮影したかったので、最後になりながらも遅れない様に歩きました。
時刻が15:30頃になり、しかも狭い渓谷ですから日光のバランスが良くありませんし暗いのです。もちろんですが三脚等はありませんので、撮影感度を幾分高めに設定し手持ちでの撮影になりました。渓流の流れの白波は明るいのですが、波のない流れは暗く写ります。また、ぶれ気味の画像もありますがご容赦下さい。
気に入った画像を撮影するためには、太陽が高い位置にある12時前後が最適のようですが贅沢は言えません。それとかなりの距離を歩く覚悟でないとダメなようです。また現地にはこんな張り紙がありました。『29日から30日はマイカー規制がありますので、シャトルバスをご利用下さい』・・・、土日の休日には全国から紅葉を求めて皆さんが訪れます。しかもマイカーでです。そして、狭い路側帯に駐車して散策に出かけます。これでは大渋滞になりますので規制も仕方ありません。
魚止めの滝(銚子大滝)・・・
銚子大滝は奥入瀬渓流本流に架かる唯一の滝で、高さがおよそ7m、幅が20mほどあります。ほぼ直角に切り立っているため魚類がこの滝を上れず、十和田湖にはかつて魚がまったく住んでいなかったといわれます。
滝の名の由来は、十和田湖を銚子(とっくり)に見立てた場合、この付近がその注ぎ口にあたるということらしく、十和田湖と奥入瀬、そしてこの銚子大滝の関係を表している様に思えます。滝のすぐ下で合流している寒沢(さむさわ)の流れに沿って、昔は魚道が作られたこともあったそうです。(※現地にある看板から) |