location:uchinome.jpトップ>自然の表情>風景の表情>2007石鳥谷町・たろし滝(?) |
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花巻市石鳥谷町にある「たろし滝」は、冬場の風物詩として人気のある場所になっています。「たろし」とは、当地方でつららのことを意味します。「たろし滝」とは、山間の谷川から流れ出た沢水が凍結し、巨大な「たろし(つらら)」の氷柱になり、あたかも滝のように見えることから付けられた愛称です。 |
花巻市石鳥谷町の奥羽山脈側から流れ出る葛丸川は、深い谷間を作り葛丸渓流として愛されています。この渓流の山腹側に、厳寒期になるとたろし(つらら)滝と呼ばれる巨大な氷柱が出現します。県道13号線からおよそ5km程入ります。 途中の道路脇には、「たろし滝」と大きく書かれたのぼりがはためいています。滝の入り口付近にちょっとした駐車スペースがあり、ここに3台位は止められます。 滝へ行くにはこの標識の所から下におり、渓流に架けられた仮設の橋を渡ります。 |
滝(?)の正面から見た全景です。左側についたたろし(つらら)が5m位、中央の黒くなった部分は水が流れ落ちています。 例年ですと、ここに巨大なたろし(つらら)が生じ、凍結しながら下へ下へと伸びてきて地面に届きます。地面に届いたたろし(つらら)は、周りを流れ落ちる沢水により更に太く凍結していきます。 こうやって巨大な「たろし滝」になるのですが、今年はその痕跡すらありません。 |
左側のたろし(つらら)の様子です。上部から流れ落ちる沢水が、その場で凍結した様子がお分かりだと思います。目測ですが、長さ5〜6m、幅が2m位はあります。 | |
本来ならば巨大な氷柱が出来る場所ですが、黒く見えているのは沢水がしみこみ流れ落ちているからです。無数の小さなたろしが下がっていますが、これから下まで成長するとは思われません。 |
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中央部と、右側のたろしの部分です。昨年の様子と比較すると、右側と中央部に生じたたろしが一体化し更に巨大になっていくのが分かります。 参考までにですが、この場所の気温は零度位でした。車の気温計での外部気温から・・。 |
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