花巻市石鳥谷町にある「たろし滝」は、冬場の風物詩として人気のある場所になっています。「たろし」とは、当地方でつららのことを意味します。「たろし滝」とは、山間の谷川から流れ出た沢水が凍結し、巨大な「たろし(つらら)」の氷柱になり、あたかも滝のように見えることから付けられた愛称です。
当地方では、例年の行事として「たろし滝」の太さ(胴回り)を測定し、その年の米の出来高を予測してきました。太ければ太いほど農作物の出来高が良くなると言う事です。2月11日はたろし滝氷柱の測定の日です。2006年の測定では、根元付近の胴回りで5.52m(直径1.67m)ありました。
さて、今年の冬は近年にない暖冬であり、平地では雪のほとんど無い冬を迎えています。2月11日に例年通りの測定をしましたが、肝心の巨大な「たろし滝」の氷柱が作られず測定不能の結果に終わりました。過去にも測定不能と言うことが何回もありましたが、測定日前に氷柱が崩落して出来なかった事であり、今回のように氷柱が作られなくて測定不能という事にはなっていませんでした。
昨年現地に行ってみたことから、私も今年は無理だなあと思って訪れてはいませんでした。しかし、新聞報道を見ていたら、現地の様子が知りたくなり翌日の13日に現地を訪れてみました。その時の様子を画像にしてみました。昨年の様子はこちらからご覧になれます。 |