金のなる木・・・
タイトルの読み方、早とちりして間違うと「金(きん)のなる木」となり大変なことになります。しかし、冗談にせよ人類が古来から憧れてきた金属の金がなるとはどなたも思ってはいません。何故か「金のなる木」として愛玩され、広く観賞用に植えられていることはご存じの通りなのです。
かくいう私も、「金のなる木」の存在を知ったのは昭和63年頃であったと思います。着任して来られた学校長の机の上に大きな鉢に植えられた「金のなる木」を見たのが出会いの始まりです。その魅力にとりつかれた私は、「簡単に増えるよ・・」と教えられ「挿し木」で殖やし続けてきた一人でもあります。
たった二葉程の新芽の挿し木、大切に管理した事もありどんどん成長し大きくなりました。「金のなる木」の最大の弱点は寒さに弱いことであり、外に出しておいて早めに家に入れなかった事で凍らせたこともありました。水分の多い肉厚の葉は、ちょっとした寒気でも凍り枯れてしまいます。
今でも忘れないで覚えていますが、「うまく育てると花が咲くよ・・」の言葉に惹かれ、何とか花を咲かせたいと思い管理してきたと今でも思っています。残念なことでしたが、最初の出会いから二十年以上経過しても一輪の花も咲きません(咲かせられない)でした。凍結して株を死なせた頃から熱が冷めた私です。
あちこちのホームセンターで、一面に開花した株を手頃な値段で販売しています。今まで何度か開花した株を購入し大きく育てようとしましたが、何故か成長しなかったように思います。今回きれいに開花した株を購入しましたので、散らないうちにマクロ撮影をしました。可愛いい1センチ足らずの白っぽい花とつぼみ、密生しているので全体にはピントを合わせられません。
金のなる木
カネノナルキは、ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物。カゲツ(花月)や、オウゴンカゲツ(黄金花月)とも呼ぶ。 和名はフチベニベンケイ(縁紅弁慶)であるが、あまり使われない。
南アフリカ原産の常緑低木で、樹高は無霜地帯の露地で栽培すると3m以上になる。葉は多肉質の長円形で長さ3cmくらい、明るい緑色で金属樣の光沢があり、辺縁部は赤く、特に秋から冬に鮮やかな色になる。葉に斑の入る種類もある。開花期は冬である。
英語ではdollar plantといい、葉が硬貨に似ているのが名前の由来である。日本では昭和初期に渡来した。栽培業者が五円硬貨の穴を頂芽に通して固定し、若枝が硬貨の穴を通ったまま成長するようにして硬貨がなったように見せかけ、一種の縁起物的な販売方法をとったため、「金のなる木」や「成金草」の園芸名で俗称されることが多くなった。
丈夫な観葉植物としてよく栽培されている。枝からちぎった葉1枚でも土に挿しておくと根を生やすほど生命力が強いため、繁殖は挿し木で行われる。
(※ウイキペディアより)
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