2019江刺ユネスコ・平和への祈り・玉里に戻る

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ここからは場面を変更し、最初に集合した玉崎神社まで戻りました。私ともう一人の方は連絡が不徹底で、あちこち走り遅くなって神社まで走りました。そんなこともあり、玉崎神社の説明は聞き漏らしてしまいました。

私の場合は、宝物殿と鐘楼の鐘をつく場面からのスタートになります。

玉崎神社 1 玉崎神社・・・

いつも前を通って記憶にある玉崎神社です。義経ゆかりということを知ってはいました。

・・・その伝説の一つに「平泉を脱出した義経主従が、その途中、この玉崎神社に武運長久をと道中の安全を祈願するため五日間参詣した。

当神社の社宝として保存されている経文、太刀、槍などは義経ゆかりの品々である。」と伝えられている。・・・
玉崎神社 2 玉崎神社 3
玉崎神社 4 玉崎館跡・・・

万松寺山の南東端に位置している。別名マトバ館、高城ともいわれている。「仙台領古城書上」には、・・・以下省略。

さりげなく鎌倉時代と書かれていますが、本気になって読んでいくとかなりの歴史の重みが感じられてきます。
玉崎神社 5 玉崎神社本殿になります。すでに皆さんは拝礼を終わり下りて居ますので無人のように見えます。
玉崎神社 6 私と同じようにゆっくり現場に着いた方が拝礼です。下の道路からここまでは、かなりの距離ときつい坂道なので大変でした。

歴史の重みを感じる扁額と、江刺三十三番次丸玉崎の文字が読み取れます。
玉崎神社 7 玉崎神社 8
玉崎神社 9

丸い池に中にある別社でしょうか、何が祀られるているのか定かではありません。


宝物殿 1 宝物殿・・・

神社の社宝等が収納されている場所になります。今までも何回となく訪れていますが、展示品が全てガラス張りの中にあり、撮影するのはかなりの困難があります。

印刷されている説明も、かすれていたり、展示場所の制限がるためか重なっていたりします。
茶臼鎧 茶臼鎧・・・

当時の兵士が着用していた物でしょうか、鉄製であり少し錆びてきています。
社宝の源氏槍 社宝の源氏槍・・・

これが一番有名です。

・・・平泉を脱出した義経主従が道中の安全を祈願するため五日間参籠したと伝えられ、その時に義経が奉納したとされる源義家所有の鑓が社宝として伝えられています。

下の木札の画像は上部に日天・月天と十一面観音座像、鮮やかな色で描かれた木札で、永禄2年の年号があります。
巡札結願納札 1 巡札結願納札 2
巡札結願納札 3

巡札結願納札・・・

本品は、上部に日天・月天と十一面観音座像、鮮やかな色で描かれた木札で、永禄2年の年号があります。また、「観音百ヵ所霊場」巡札結願の札なので、西国・坂東・秩父の霊場を巡ってきたものなのか、あるいは永正2年に成立した?糠部三十三所」などの地方霊場を巡札したものであろうか。

いずれにしても中世期の巡拝資料として大変貴重なものといえる。

獅子頭 1 獅子頭・・・

かなり以前の作品と思われ、獅子の輪郭は分かるものの木質部が露出し年代を感じさせます。

今も昔も威厳のある獅子頭だと言えます。
丹内尊像 丹内尊像・・・

詳しいことは分かりませんが座像であり、木質部が露出しやっと表情や形状が分かります。

平和祈願の鐘を鳴らそう 1 平和祈願の鐘を鳴らそう・・・

玉里小学校の子ども達が参加してくれて、会長からの説明をお聞きしています。皆さん真剣な表情です。

ユネスコ協会というグループがあります。ユネスコ協会では玉里の歴史を勉強しました。

ユネスコでは、世界中から戦争を無くそう、戦争を無くすためにはみんなの心を平和の心にならなければならないよという事です。

世界遺産という事を知っていますね。平泉の世界遺産も聞いたことあるね、あそこも世界遺産だよということ、そのように文化も守っていきましょうと言う団体です。

平和祈願の鐘を鳴らそう 2 平和祈願の鐘を鳴らそう 3
平和祈願の鐘を鳴らそう 4 それからユネスコでは、地球がどんどん温暖化になって居ますね。だから温暖化にならないようにしましょう。プラスチックもここら辺に捨てると、人間も段々病気になって住めなくなります。そうならないようにと言うことを勉強するのです。

本来鐘撞きは鐘楼に上がり、願いをこめて綱を思いっきり引いて放すものです。

この場所は狭い上に危険である事から、撞木に長い綱がつけられ下から引いて鳴らす仕組みになっています。子ども達とユネスコ会員の皆さんが鳴らしました。もちろん私も思いっきり綱を引き鳴らしました。

子ども達の表情をご覧下さい。
平和祈願の鐘を鳴らそう 5 平和祈願の鐘を鳴らそう 6

平和祈願の鐘を鳴らそう 7
おわりに・・・

皆さん揃って平和祈願に願いをこめて鐘撞きをしました。もちろんですが、ユネスコ会員と一緒に私も鐘を突きました。他の人から見たらどのような表情をしていたか定かではありません。

みんなで順番に鐘撞きをしている中で、ちょっぴり目についたのがこの子どもでした。他の子ども達は真剣ながらも面白がって表情が緩みますが、この子どもの場合は違っていました。最初の礼に始まり、綱を引き見上げる目つきに真剣さが溢れていたからです。もちろん終わりの礼もきちんとしていました。今時の子どもにしてはすごく真剣だなあと思ったからです。勝手なことを書いて申し訳ありません。

今年の世界平和祈願鐘撞きは玉里地区の寺院で開催されました。恒例になっているユネスコ世界平和祈願の鐘撞きです。来年は九回目になりますが、どこの地区の寺院を開場するのかまだ分かりません。
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