陸前高田市・高台造成工事に戻る


     高台造成工事・2013年11月24日の様子


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 岩手の蘇民祭 ほっづぎある記 心のオアシス
ドキュメント

location:uchinome.jpトップ>ドキュメント陸前高田市・高台造成工事2013年11月24日の様子

  サイトマップ


吊り橋の基礎工事の櫓、ここにベルトコンベアが組み込まれます。
陸前高田市・高台造成工事・2013年11月24日の様子・・・

2013年11月後半でしたが、陸前高田市を訪れ一本松現場を訪れてきました。前回は気楽にあちこち見ながら一本松まで歩けましたが、今回は現場までの通路が舗装され通路から外れて歩けません。何よりも驚いたのは、気仙川の両側を中心に復興工事が急ピッチで進められていたことです。前回気軽に歩けた通路部分は建設資材や重機等が建ち並び、一本松までの通路を舗装した意味が分かりました。

トップの画像は、今泉地区の山を崩し宅地造成をするための吊り橋です。宅地造成地から発生する大量の土砂を運ぶためのベルトコンベア専用吊り橋になります。工事が始まったばかりであり、全容はまだまだ見えてきません。

ここでは、前回まとめた奇跡の一本松のページから高台造成工事が中心なるように変更してあります。少々表現がちぐはぐする場面がありますがお許し下さい。

駐車場から一本松に向かう皆さん。 R45脇駐車場から・・・

見学者のための駐車場は前回と同じ場所ですが、かなり広い場所が確保されていました。

車の流れと交通量を見ながら、手を上げて細心の注意を払って横断しました。

子ども連れやお年寄りには、かなり大変な横断場所になります。駐車場が海岸側にあれば最高なのですが、被災地指定のために無理です。
10mほどの鉄柱が組まれ、上に何かが乗っています。 一本松に向かう・・・

現場までの通路はきちんと整備されており、この矢印に従って歩きます。工事現場の中を歩くので、虎ロープと立ち入り禁止の看板がかなり見えています。

本来ですと工事現場の中ですので、立ち入りや歩行は出来ないはずです。「モニュメント・奇跡の一本松」をみなさんに見て欲しいための通路です。

後ろに見えているものは、建設中のベルトコンベア基礎部分でしょう。
吊り橋を組むための補充櫓のようです。 仮橋・気仙大橋下流に出現した巨大な櫓です。櫓を引くためのワイヤーが無数に見えており、新設される土砂運搬ベルトコンベア用の吊り橋です。
しおさい橋から見た吊り橋工事の様子。 復興建築現場・・・

最初にも書きましたが、気仙川堤防の方からこの場に来ていたのですが、今は建設資材と大型の橋桁とワイヤーが見えています。

しばし眺めていた私ですが、この場所に吊り橋・気仙大橋が新築されるのでしょうか・・。一般通行の吊り橋にしては小型すぎるのです。

後日知ったのは、高台造成地から出る大量の土砂を運搬し、海岸線近くに埋め立てするためのものとのことでした。
奇跡の一本松から見たベルトコンベア用の吊り橋工事の様子。 奇跡の一本松から見たベルトコンベア用の吊り橋工事の様子です。
この山が削られ高さが半分以下になります。 気仙川西側の山を半分以上削り取り、この場所に新しい宅地が造成されると言います。

削り取られた土砂は破砕機で細かくなり、ベルトコンベアで運ばれて埋め立て工事に活用されると言います。
一本松から見た高台山と左端の元気仙中学校。

この山が半分以上削られるとの事ですが、その工事の様子は活気のあるものになると尾もされます。

奥州市に完成した胆沢ダム工事現場も、工事が進むにつれて周囲の景色がどんどん変わっていきました。

完成した今は、それが当たり前の風景になっています。陸前高田市であっても、同じことが言えいると思います。

今後どのように削られて水平部の高さがどこまで行くのか興味があります。 気仙川河口西側の山が岩山になり、その下にいろんな施設が建設中でした。

車からの眺めですからはっきりしませんが、変電所のような大型碍子が並んでいました。

やがて岩山が崩され、消滅した陸前高田市の町並みが戻ってくると思われます。

時間がかかっても、かさ上げした土地を建築しないことには町並みが戻りません。

そんなこと想いながら撮影していましたし、記事を書きながら再度同じ事が思い浮かびます。
               高台造成工事の様子に戻る →