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       陸前高田市希望の架け橋・夜景


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陸前高田市希望の架け橋・夜景・・・

高田松原、震災後何回来たことになるだろう。今までの訪問は全部日中であり、震災後の片付けの進捗状況を見ながら撮影し、その都度サイトで紹介してきていました。今回たまたまでしたが、4月25日に「陸前高田市巨大コンベア見学会」に参加した時、息子と色々話して説明して下さったかガイドの女性の一言、・・夜のライトアップがすごくきれいですよ・・が心に残っていました。ライトアップではないものの、夜間なので足が遠のいて居たことは事実でした。

5月11日のことでしたが、希望の架け橋夜景を撮影するため陸前高田市まで走りました。午後四時四十分過ぎ家を出て、午後六時過ぎ一本松駐車場に入りましたが車は二三台の車しか見えていません。しかも、営業中の店等はどこもなく閉まっていました。

いつもの通りR45号交差点から真っ直ぐ一本松に向かいました。よく見たら一本松までのコースが変更になり、見晴台入り口前を通るように変更されていました。以前はぐるりと回って居たからかなりの距離を歩いたことになります。

トップの画像は、しおさい橋付近から見た夕景に浮かび上がるベルトコンベアの様子です。二基ある橋脚にライトが当てられていますが、それ以外はコンベアに組み込まれた保守点検用の照明とのことです。

ここでは希望の架け橋、コンベアの夜景、奇跡の一本松の様子を紹介します。

                                                       2015.06.04 作成


コンベアの架け橋 1 コンベア橋をくぐる

奇跡の一本松までの通路は、訪れるたびに変わっていました。

最初にベルトコンベア橋をくぐる場所ですが、今までは道路寄りに進んできたのですが、今回は途中から見晴台の前を通過して来るように変わっています。

まだいくらか明るいので足下や周辺が見えています。
コンベアの架け橋 2 橋をくぐる手前で橋脚を見上げてみました。

橋脚の一部に上を照らすライトがあります。そのため、張ってあるワイヤーが見えています。
コンベアの架け橋 3 くぐる前の少し手前から気仙川の方にカメラを向けてあります。川が見えないのは堤防になって居るせいです。

対岸の橋脚の上の方が見えています。

遠くから見たコンベアの架け橋 1 しおさい橋付近から振り返る・・・

ここまでの距離はかなりあります。まだ真っ暗で無いので普通に歩けますが、あと少しするとミニライト等が無ければ足下が怖くなります。

一コマ目の端に気仙中が見えています。さすがに歩いている方は一人として居りません。我が家の家族は中央に見える橋脚の下で待っていました。
遠くから見たコンベアの架け橋 2 遠くから見たコンベアの架け橋 3
コンベアの架け橋のアップ せっかくですから撮影する輝度を下げ、いかにも夜景のように調整してみました。

長く伸びるコンベアの橋、ライトは内側にありますので中からきれいに見えてきます。

下の画像は上に伸びる櫓の様子を撮影しました。この部分は照明が当てられていますので、上に登るためのはしごの部分がきれいに見えています。
上に伸びる櫓の様子 1 上に伸びる櫓の様子 2

ベルトコンベアの夜景 1

夕焼けとベルトコンベアのライン・・・

幅1.8mあるベルトコンベアは、大きな覆いで囲まれており外からは見えません。日中の稼働音が一切無く静かに休んでいる感じがしました。

夜景なのではっきり分かりませんが、画面の中央右端の山に鉄骨フェンスが見えています。この場所が見晴台であり、ここからの景観が素晴らしいのです。

ベルトコンベアの夜景 2 撮影場所が更に奥に入り、一本松入り口のしおさい橋の通路になりました。先ほどの見晴らし台は中央部に見えています。

この見晴台は夜間は立ち入り禁止になり、5月14日からは見晴台も閉鎖され、本工事の土砂に利用されるとのこと。去年出かけて登って撮影して良かったなあでした。
ベルトコンベアの夜景 3 日中は土埃や騒音で凄まじい様子でしたが、コンベアの稼働が停止し静かな空間になっていました。

内部から漏れて光る保証点検用のライトが、規則的に並ぶ様子はきれいでした。ライトに照らされて、日中に見るよりも精密は構造だなあと思えました。
ベルトコンベアの夜景 4 ベルトコンベアの夜景 5
ベルトコンベアの夜景 6 やっと出会えたコンベア吐出口、その下に積まれている土砂の山がきれいな形をしていました。土砂の山が造られる過程を、側で見て撮影したかったのです。
ベルトコンベアの夜景 7 帰り際に見上げた希望の架け橋、橋桁とワイヤーの間に金星(宵の明星)が見えていたので撮影しました。しかし、三脚を使用しても手押し撮影ではぶれてしまいます。本来ならば点に写るはずの金星が、画面上では三角になっていました。

古川沼調整水門 奇跡の一本松付近

しおさい橋手前から撮影した古川沼調整水門です。

夜間は立ち入りが禁止になり、しおさい橋手前にシャッターが設置されていました。

かなりのスローシャッターになり比較的明るく映って居ました。
ユースホステルと奇跡の一本松 ユースホステルと奇跡の一本松です。

手前の広場は、津波で破壊されたままになっています。水の圧力の凄さが分かります。
ライトアップされた奇跡の一本松 しおさい橋入り口から撮影した奇跡の一本松。

ライトアップされているのですが、周囲が明るいこともあり根元の部分しかはっきりしません。

夜間は閉鎖され、奇跡の一本松までは行かれません。

見晴らし台に入り口も午後六時以降は閉鎖になり、期待していた撮影場所には上れません。凄く残念でしたが仕方ありません。

この見晴台は、平成27年5月14日で閉鎖させて頂きますと書かれてありました。
弊されている登り口と階段の様子、ストロボ光が届くところまで切り出してあります。

おわりに・・・

稼働中のベルトコンベアは停止し、静かな空間になって居ました。静かな復興現場、保守点検用ライトのついたコンベアの鉄骨がきれいに見えていした。

余計なことになりますが、もう少し暗くなると手持ちのミニライトでもないと歩けなくなります。一本松までは一人で往復したのですが、じっくり考えてみると、この地は被災地であり多くの人が亡くなった場所でもあります。心の中に少しでもそんなことを思いながら居たら、一人ではとても歩けないことになります。

戻ってきて途中で待っていた家族と合流し、三人で手を合わせて亡くなった方々への冥福と追悼の気持ちを確認しました。・・ここは多くの人々が亡くなった被災地であることを忘れてはいけない・・、そんなことを心に置きながら歩いていたほっづぎ親子でした。

見学会で同行した女性ガイドの方から・・希望の架け橋やベルトコンベアの夜景がきれいですよ・・、この言葉に刺激されて早速訪れたほっづぎ親子です。

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