二色花・スポーティングフラワー・・・ 6月4日のことでしたが、いつも見ている白いサツキの花に赤い模様が付いていることに気がつきました。あれれ・・この模様は何だろう、側でよく見たら驚いてしまいました。すぱーっと赤と白の半分半分に区切られている花、一瞬思ったのが学生時代の生物講義で学んだ「キメラ」と言う言葉が浮かびました。 今までの知識で言うならば、親が赤と白の花であるならばその子ども雑種になってピンクになるはず。キメラの場合は雑種では無くして、半分半分に親である遺伝因子の色が対等に出てきます。目の前のサツキの花の場合、半分半分に赤と白が出ています。 この白いサツキの木、思い起こせば、今は亡き父親が玄関前の棚に並べて鑑賞していた木の由来に起因するようです。四十年ほど前のことになりますが、白いサツキに赤いサツキを接ぎ木した苗木を購入し、鉢植えにして鑑賞していました。父親の逝去と共に、北上の家から江刺の家の庭に来たのが十五年ほど前のことで、根回りの太くなった古木になります。 今では枝振りが90センチほど、胴体も太くなり二度目の植え替えが必要になりました。あまり気にしていなかったサツキでもあり、珍しい現象が来年も見られるかも知れません。楽しみにしながらがっちりと移転する予定です。 このような現象の木の花、名前を何というのか不明でしたので、ネットで検索し・・二色花・スポーティングフラワー・・と二つの名前を合成しました。間違っていると思われますので、ご指摘下されば幸いです。 スポーティングフラワー・・・ 多くの種に存在する多色花。植物学者は、植物の一部が自然に変異するこの現象を“スポーティング”と呼ぶ。その結果、鮮やかな二色の花となる。 ※ネット資料から トップの画像は、一つの花に二色の存在、半分半分の白と赤の棲み分けが珍しいなと思いました。 2015.06.14 作成
接ぎ木された赤色品種ですが、同じ株にあまり咲いていません。 四十年ほど前の接ぎ木株ですが、赤色は強くないのかなあと思えます。 赤色のサツキに白色のサツキを接ぎ木したら、白が弱い現象が生じるのでしょうか・・?。
根元の拡大撮影です。 赤色が主体であり、白は裏側になりはっきりしません。