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      被害甚大・迷走する台風10号


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台風の巨大な渦巻きに日本列島が飲み込まれる感じがします。
被害甚大・迷走する台風10号・・・

前のページで、日本列島を襲う三個の台風と称して気象衛星ノアの画像を紹介致しました。その時の居残り台風と言いますか、迷走台風10号が巨大化し日本列島めがけて北上してきました。新聞報道資料によりますと、・・・台風10号が発生したのは8月19日夜、八丈島近海で発生した。その後は西寄りにふらふらと進み、数日かけて沖縄・南大東島の南海上まで達した・・・以下省略。

同じ岩手県といえども、今回ほど内陸部と沿岸部の台風被害の様子が違うことに驚きの思いを抱いております。私の住まいする県南地区では、現在からりと晴れた上に気温がぐんぐんと上昇しております。しかし、北上山地を越えると太平洋に面する沿岸部になりますが、いまだに避難情報や捜索活動に全力を挙げて活動しています。

ここでは、台風10号の被害等の様子では無く、地球から3万km離れた静止気象衛星(ヒマワリ)で撮影された台風の様子と、800km上空を動く極軌道衛星(ノア)で撮影された台風の様子を、私なりにまとめて紹介してみたいと思います。なお、画像については、ヒマワリ8号とノア19号で撮影された地球の様子の画像を借用し、お気に入りの画面サイズに切り出していることをお断り致します。

トップの画像は、ヒマワリ8号衛星で撮影された2016年8月28日の台風10号(ライオンロック)画像です。見方を変えると、台風の巨大な渦巻きに日本列島が飲み込まれる感じがします。また、猛烈に発達している証拠である「台風の目」がはっきりと見られることです。実際の台風資料については、気象庁の台風データから引用致しました。

                                                       2016.09.02 作成


3万km離れた静止気象衛星ヒマワリ8号・・・

どなたにもおなじみのヒマワリ画像です。3万キロ彼方にあって、地球全体にかかる雲の様子をリアルタイムで送信していますが、私達が目にするのは限られた時間の画像になります。お天気情報等で紹介される雲の様子になりますので、テレビ等でご覧になっている方が多いと思います。

私の場合も同様で、パソコン利用で直接ヒマワリからの画像を受信していた事もありましたが、現在ではインターネット経由での画像利用がほとんどです。今回もヒマワリ画像を見ながら、台風としての形や目の有無等を確認しての受信です。
8月27日の様子 8月27日・・・

強い台風で、南大東島近海にあってほとんど停滞しています。

中心気圧 955 hPa
最大風速 40 m/s
最大瞬間風速 60 m/s。


8月28日の様子

8月28日・・・

21時の実況で、大型の 非常に強い台風です。

八丈島の南約500kmにあって、進行方向は北東 30km/h(15kt)

中心気圧 940hPaで、中心付近の最大風速45m/s(90kt) 。

日本列島南まで近づいてきました。


8月29日の様子

8月29日・・・

06時の実況、大型で非常に強い。

八丈島の南南東370kmにあって、速さ北東30km/h(15kt) 。

中心気圧 940hPa、中心付近の最大風速は45m/s(90kt)。


いつもの進み方ですと直進し、首都圏直撃が考えられるコースをとるはずです。





800km上空を動く極軌道衛星ノア19号画像から・・・

800km上空から見た日本周辺の雲の動き、日に日にその位置が変わりますがリアルタイムでの雲の動きを見ることが出来ます。台風が日本列島に接近する時は目を離さず観察しています。

ここでは台風10号の動きを、8月30日・31日と二日にわたり観察してみました。実際の台風資料については、気象庁の台風データから引用致しました。

8月30日の様子 8月30日・・・

13時の実況で、大型で 強い。現在地はいわき市の東約100km、速さは 北北西に40km/hで、中心気圧 965hPa。

最大風速 35m/s(65kt)になる。

夕方あたりに大船渡沿岸に接近し上陸します。

中心から伸びる雲の帯が、日本海から中国大陸へと伸びています。
8月31日の様子 8月31日・・・

台風の中心は速度を上げ、青森県から日本海に出たところで温帯低気圧に変化しています。

本州地域はきれいに晴れ上がり、文字通り台風一過の空模様になっています。

作成しているのが9月2日です。岩手県沿岸部では、津波震災から立ち直りつつある状態が壊滅状態になっており、自然災害の非情さを感じています。

一日も早い復旧を祈るのみです。
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