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             2017赤い月


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2017赤い月・・・

先頃の夕方ですが、テレビを何気なく見ていたら「赤い月」の話題が報じられていました。夕日の真っ赤な色はきれいだなあと言う情感を感じさせますが、満月が地平線から顔を出す時赤い色になっていると、色の濃さにも寄りますが誰しも一様に不安な気持ちをいだきます。

昔から赤い色の月は血の赤を連想させ、天変地異等の前触れなのではと思うのは誰しも同じでしょう。必ず不吉なことが生じるのでは無いにしても、古来からの言い伝えの中で語られてきた事実も否定は出来ません。夕方の満月が、赤く見えたと言うことです。私は残念ですが夕方の満月を見ていなかったので息子にそのことを話したら、撮影してあるよと言うことで画像をもらいました。

息子の月の撮影は年季が入っており、失明してからの目に何故か月はぼんやりとでも光の固まりのように認識出来ています。月が見える時間帯(南中時刻少し前)になると、必ずと言うほど三脚を立てて撮影しています。月がよく見える真冬であっても続けられています。この画像も、300ミリレンズにコンバーターを付けて900ミリ相当の画像で記録したものです。画像は7月10日21:27撮影のものです。

また、関心があったので不吉な天変地異の事と関係なく、何故そう見えるのかと言うことを調べてみました。

                                                       2017.07.12 作成
赤い月 1 撮影画像・・

夕日の赤い色とは違いますが、普通は白い満月で地平線から出てきます。

900ミリ相当ですと、記録された画像は直径が9ミリの大きさで記録されます。

それにしてもきちんとピントが合っていますから驚きです。
赤い月 2 拡大切りだし・・

上の画像を、月の周辺ぎりぎりのところで切り出して見ました。

月齢16日の月です。太陽光線が正面から当たる中央部は濃淡のみですが、月の周辺部になると影の部分が生じ、噴火口の高さが分かるようになります。

月が赤く見えるときがあるのはなぜ?・・・

ときどき、月の色が、赤やオレンジ色に見えることがあります。月が赤っぽく見えるのは、大気の影響による現象で、朝日や夕日が赤く見えるのと同じ理由です。月の出、もしくは月の入りのときのように、月が地平線(水平線)に近いときに、赤っぽく見えやすくなります。

普段、私達が目にする光の中には、虹の七色で表現されるように、青い光から赤い光までいろいろな色が混ざっていて、全体としては白っぽい光となっています。月からくる光も最初は白っぽい光です。しかし、月の光が私達の目に届くまでには、光が地球の大気の中を通過しなければなりません。

青い光は赤い光に比べて、地球の大気の中を進む途中で大気の分子にぶつかって、あちこちに散乱されやすい性質があります。このため、大気の中を長く通過すればするほど、青い光は私達の目に届きにくくなります。一方、赤い光は大気の中を通過しても、散乱されにくいので、私達の目まで届くことができます。

さて、丸い地球をとりまく大気の厚さは、どこでもほぼ同じですが、地上から見ると、見る方向によって、厚さが違います。頭の真上の方向がいちばん薄く、水平方向に近くなればなるほど厚くなっていきます。

地平線(水平線)近くに月があるときは、月からの光が、厚い大気の中を通過することになります。すると、青い光は届きにくく、赤い光だけが私達の目に届きます。そのため、月が赤っぽく見えるのです。

どんな形の月でも(月だけでなく実は星も!)、地平線近くにあるときには赤っぽく見えますので、一度よくご覧になってみてはいかがでしょうか。
                                                           (※ネット資料から)

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