抱卵中のウミネコ達・・・
大津波に洗われ、今まで置いていた駐車場はありませんので、皆さん空き地を求めて置いていました。日曜日でもあり、多くの観光客が訪れていました。
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正面の石段を登り神社に向かいます。この画像からははっきりしませんが、足下に目をやればいたる所に抱卵中のウミネコがいて、きーっとにらまれてしまいます。 |
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平常であれば逃げ出すはずなのに、抱卵中や育雛中の場合は私達歩行者は無視されてしまいます。踏まないように気をつけて歩かなくてはなりません。
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愉快なのはカップルの二羽でしょうか・・、「何見てるのよデートの邪魔するな・・」と寄り添いながらもにらまれます。雌雄が同色であり、雄が少し大きいとありました。さて、彼氏はどちらでしょうか・・。 |
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蕪島の上に鎮座する蕪島神社の境内です。境内と言うよりも産卵場とも言えるくらい、至る所に抱卵中のウミネコ達を見ることができます。
島全体でどの位の数になるのでしょうか・・、蕪島は八戸市にある面積約1.8ha、高さ約17mの小島。岩手県椿島、山形県飛島などとともにウミネコの集団繁殖地として知られ、繁殖期には約3万羽と推定されている。つがいを形成し、1m四方ほどのなわばりを持つ。
(※活彩あおもりより)
前回の記事より抜粋 |
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神社ですから神聖で荘厳な雰囲気のはずですが、ここ蕪島はウミネコの名の通り「みゃおみゃお」の鳴き声にあふれ騒々しいくらいになります。おまけに、建物といわずあちこちは白い糞だらけになっています。
私達も気をつけないと、上から爆弾が落ちてきて身体が白くなってしまいます。 |
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神社の周りにフェンスがあり、蕪島をぐるりと廻ることが出来ます。このフェンスにも、お互いのバリアといいますか等間隔でウミネコ達が並んでいます。
このテリトリーは島の岩場の上でも同様であり、見渡す場所が点々と白いウミネコで埋め尽くされています。黄色の花はカラシナといって菜の花の種類ですが、その根元はほとんど格好のねぐら(巣)になり卵を抱いていました。監視員の方のお話ですと、もう雛になっているのもいるよとのことでした。 |
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例年ですと島の陸地はほぼ黄色になるのですが、今回の大津波で流されたと言います。海辺のフェンスも同様であり、仮設の網で囲まれていました。 |
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蕪島神社・・・
蕪島神社は商売繁盛や子授け、大漁豊漁に御利益があるとされ現在も多くの参拝者が訪れています。
島の上にあるフェンスを一回りし、南側を見下ろした様子です。漁業作業小屋や売店等は、大津波により全て流されて破壊されたようです。
ウミネコの生息地として保護されている蕪島周辺ですが、一日も早く元通りに整備されることを願う気持ちです。 |
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