釜石市・鵜住居地区・・・ 大槌町南にある古廟坂トンネルを抜けると釜石市鵜住居地区に入る。坂道を下りながら海が見えてきた。鵜住居海岸の防潮堤は半分ぐらいが流されていたように思う。目に入ってくるのはカーショップや農機具店の看板、建物は流されてない。鵜住居の街も壊滅状態である。
かつて山田にいた頃、江刺の家に帰るときは鵜住居から笛吹峠を通ることがかなりあった。そのT字路周辺も破壊され、かつての面影等は見られない。町内を南下し鵜住居駅交差点を右折、両石地区に向かう坂を上る。 ※トップのロゴ画像は、狭い谷間の両石地区を守るはずの巨大な防潮堤が破壊されて転がっている様子。
鵜住居地区の地図を見ると、橋野地区上流を源泉とする 鵜住居川がそのまま海に出ることなく、大きく北側に蛇行していることに気がつく。そして細長い砂浜(砂嘴とも言える)が作られ、根浜海水浴場になっている。 押し寄せた巨大津波は、鵜住居地区を破壊し川に沿って上流まで押し寄せた。残っている建物は、鉄筋建築だけである。
栗林・橋野方面に曲がるT字路が正面に見える。道路脇に津波浸水想定区域の看板があり、ここまでの表示が目に入る。
T字路を左折し中心地に入るが、道路の両側はほとんど壊滅状態になっていた。
ここからの画像は鵜住居駅前から右折し、坂道を上り両石地区に向かう。町はずれに小川があり橋が架かっているが、大津波は川を逆流したのか陸地を伝わったのかは定かではない。
しかし、この場所まで破壊されていたのは事実である。