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     三陸沿岸被災地 その2・大槌町周辺


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R45号と並進する跨線橋

6月16日の大槌町・・・

R45号線沿いの大槌町中心地は、山田に住んでいた若い頃はバイパス道路はなく必ず通り抜けていた場所です。二度目の山田町勤務の時はバイパスが整備され、吉里吉里から一気に城山トンネルを抜けて鵜住居に向かっていました。山田町から30分ほどで中心地に入れましたので、スーパーマストにあった本屋にはよく通いました。

今回は古廟坂トンネルを抜けた交差点から旧45号に入り、しばらくぶりに市街地を抜けてみました。津波で壊滅する以前の記憶にあった大槌町中心地ですが、道路脇の町並み完全に破壊され見る影もありません。瓦礫撤去が進み整備作業中であり、交差点等は警察官による交通整理が行われていました。

トップの画像は、吉里吉里(きりきり)地区のR45号沿いに架けられている吉里吉里海水浴場・漁港に行くための陸橋になります。集落からの陸橋の下を通り浜に出ることが出来ます。大津波はこの陸橋を乗り越え、集落のかなり上まで駆け上りました。この画像からははっきりしませんが、欄干手すりがかなり倒れていました。


13:09 大槌町・・・

古廟坂トンネを出ると下り坂になり、交差点から旧R45号に入りました。大型スーパーマストやホーマックの店舗が見えてきますが、店舗の中を津波が通り抜けています。特にもホーマックは鉄骨のみしか残っていませんでした。
大槌町中心地 1 ここからは、大槌町中心地の街並みでした。鉄骨造りやコンクリートの建物は残っていましたが、一般の家庭や店舗はほとんど流されています。

神社の側を走りながら撮影しましたが、ここは小槌神社であり境内の下まで津波が来ていました。この神社はしばらくの間避難所にもなっていました。

通り過ぎながら気がつきましたが、「災害対策本部」入り口の看板が見えていました。どの建物が本部なのかは不明です。
大槌町中心地 2 大槌町中心地 3・・・小槌神社
大槌町中心地 4 大槌町中心地 5・・・災害対策本部入り口
大槌町中心地 6 道路の海側の様子です。ほとんど津波に流され、残っていたのは頑丈な建物と土台のみです。

瓦礫等の撤去作業がかなり進んでいますが、この地をこれからどのように復旧させ、人々が以前の生活を取り戻すのは大変だろうなあと思いました。

大槌川に近づくと道路補修があり、片側通行でアスファルト舗装をしていました。
大槌町中心地 7 大槌町中心地 8
大槌町中心地 9 大槌町中心地 10
大槌町中心地 11 大槌町中心地 12
大槌町中心地 13 大槌町中心地 14
大槌大橋 1 大槌大橋・・・

大槌大橋付近は片側通行になり、道路補修がなされています。橋の欄干は津波の激流で倒れています。河口から侵入した津波は大槌川を2km以上遡っています。

この橋の下の河川敷では、初冬の風物詩・鮭の川止めが行われる場所でした。
大槌大橋 2 大槌大橋から見た海岸側の様子
安渡トンネル 安渡トンネルが正面に見えています。トンネル手前から右折すると安渡地区に入ります。今回は直進し、R45号に合流し吉里吉里(きりきり)地区に向かいました。
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