健康亭を出て、キャンプ場であった場所を見ながらR45号を船越方面に進みます。海岸を見下ろせる道路際の空き地に車を止めました。 正面に見えているのが鯨山(610m)です。昔から沖合に出て漁をした人達にとって、陸地に戻る目印になっていたと言います。 R45号は防潮堤を兼ねた構造ですが、大津波はここを乗り越えて集落まで達していました。
海岸を見下ろせる道路脇から、浪板海岸の様子をじっくりと眺めてみました。キャンプ場になっていた松林の半分位は、根本からねじ切られ無くなっています。 この海岸は、山田町・船越に通算12年ほど住んでいてことからおなじみになっている海岸でもあります。それにしても、遠浅の浜が消滅しすぐそこまで海水が来ています。 寄せる波はあっても、返す波がない事から「片寄せ波」で知られていたこの地です。