7月11日、気仙大橋仮橋・・・
住田町から竹駒、高田一中入り口の坂道を下り市内に入りました。前回訪れたときより瓦礫の撤去が進み片付けられていますが、工事トラックが土埃を巻き上げて走っておりかなりの車が走っていました。
R45号の交差点は丁字路ですが、信号機が作動し車の流れが整理されていました。ここから右折し気仙町の方へ進み、仮橋を走ってみた。取り付け道路は土盛りされているので、一気に坂道を上り仮橋に入ります。橋のレベルは流失前と同じで、北側には残った橋桁が立っています。気仙町側の降り口は少しカーブしていますが、降りていくと丁字路になって信号機が作動しています。ここから南に進み気仙川河口付近の長部漁港入り口に車を止めました。
車から降りた途端、強烈な臭いとともにハエがワーンと車に入ってきました。この場所はそれほど多くはないものの、被災地の場所によってはハエと蚊の大発生がみられ衛生管理上問題になっています。車から降りて気仙中や河口、対岸の古川沼水位調節ゲート、奇跡の一本松をみながら長部漁港入り口まで歩いてみました。臭いがかなりきついのですがハエはそれほど多くはありません。
河口から奥の方に仮橋が見え、その左側には気仙中学校校舎と校庭に積まれた瓦礫の山、高田松原の方向は砂浜が無くなり遠くには広田半島がすっきりと見えています。おだやかな海は、何事もなかったようないつもの表情で小さな波が寄せていました。
車に戻り仮橋を渡り、市内方向に抜けました。6月8日に車を止めた道の駅周辺に車を置き、そこから歩いてみようと思ったのですが、現場にはロープが張られ立ち入り禁止になっています。「満潮時に海水が上がるので危険です・・・」と表示されていました。これでは車を置けません。
どこかに止める場所がないかと探していたら、仮橋取り付け道路の海岸側に進入路がありました。この場所に車を置き、仮橋の歩道へと移動しました。近くには他県のパトカーが駐車しており二人の警察官がこちらを見ています。仮橋は、今まであった気仙大橋の南側(5mぐらい)に並行して架けられていました。橋の長さは210m位とのことですが、取り付け道路はかなりの土嚢で囲んだ中に盛り土をして作られています。
ここでは、仮設大橋に設けられた歩道(北側のみ)を歩きながら、流失した大橋の橋桁取り付け部分と橋脚の様子と、仮橋の様子について紹介いたします。撮影日が三ヶ月ほど前のことですので、現在の周囲の風景や瓦礫等の整備はかなり様子が違うと思われます。八月にはかなりの方々が現地を訪れて混み合ったと聞いています。
作成日:2011年9月30日
|