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小谷鳥海岸を見下ろした様子・・・
以前は、海岸が見えなくなるほど巨大防潮堤があったのですが、両側の基礎分が残るのみで中央部分は流されていました。
破壊されたコンクリート堤防は見当たりません。どこに流されたのでしょうか、推定波高25mの巨大な波に直角にあたった部分は完全に破壊です。 |
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防潮堤の基礎分からむこうの山側を見た様子です。大津波前は、この場所に400m(高さ8程)程の長い堤防がありました。
砂浜をよく見ると、明らかに堤防の壊れたコンクリートや防潮林の松の木が転がっています。また防潮堤の復旧が始まるのでしょうか、海岸でボーリング作業をしておりました。 |
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海岸の左側を進むと、小谷鳥漁港が見えてきます。本来ならば多くの漁船等が繋留されているのですが、一隻しか見えていません。
砂浜等が無いのでコンクリート須賀が造られ、ここではユニック設備で漁船を引き上げているようでした。ユニック装置は四来基ほど見えています。
漁港の沖合にある堤防は無事だったようです。大津波の時は水中深くに位置していたので難を逃れたと思います。 |
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岩場で撮影していたら、埋め込まれた「漁業権基点」なる銘板を見つけました。設置者は岩手県となっています。
「漁業権基点」について調べてみると、この基点は海岸の各所に設置され、自治体の漁業権の区割り等に使われているとありました。
定置網の設置を始めとして、口開け等の立ち入り区域が制限される大切なものです。私としては初めて見ました。 |