釜石虎舞あれこれに戻る


           釜石市・只越虎舞


ウチノメ屋敷 レンズの目 自然の表情 暮らしの表情 ウチノメアーカイブス
岩手の鍾乳洞 ほっづぎある記 心のオアシス ドキュメント

location:uchinome.jpトップ>ドキュメント釜石虎舞あれこれ>只越虎舞

  サイトマップ


只越虎舞・・・

伝承地:釜石市只越町
伝承団体:只越町虎舞保存会
公開期日:毎年10月第3日曜日(釜石まつり)
公開場所:尾崎神社



由来・・・

今から約830年程前、閉伊地方を領有していた鎮西八郎為朝の三男、閉伊頼基が、将兵の士気を鼓舞するため虎の縫いぐるみを着けて踊らせたのが始まりと伝えられています。

昭和29年(1954年)より新日鐵釜石公式野球部の都市対抗野球応援団として、後楽園球場で披露し、全国的な知名度を得ました。


踊の特徴・・・

演目には遊び虎(矢車)、跳虎(荒虎)、笹喰みなどがあります。

白虎は、古墳時代から四神(青竜、白虎、朱雀、玄武)に列せられ、聖獣として崇められてきている。近年この白虎を舞踊化し虎舞として奉納する団体が釜石、大槌地域に見られるようになりました。

(※釜石大槌の伝統芸能より)


12:48 只越虎舞が始まる・・・

最初の挨拶で、揃いの衣装をまとったちびっ子が登場し親子お揃いかなと思いました。幼い頃から虎舞になじみ、その雰囲気に慣れ親しみ虎舞組に生長するのかと思うと嬉しくもなります。

ここではもう一人、虎舞組のちびっ子ではありませんが、可愛い女の子を組み合わせてあります。一番良い場所に移動して見ていますので、正直の所撮影の妨げになりました。しかし彼女も立派な虎舞組の候補者です。そう思ったら、意図的に画面に取り組むことで納得した私です。
只越虎舞 1
只越虎舞 2 只越虎舞 3
只越虎舞 4 只越虎舞 5
只越虎舞 6 ちびっ子さん、ここでは笹竹を揺すって虎を挑発します。
只越虎舞 7・・・舞台の上落ちている笹竹の枝を手にし、虎の鼻先に突き出しています。 舞台の上落ちている笹竹の枝を手にし、虎の鼻先に突き出しています。やがては槍を手にして虎をあおる役目を担うことになりますね。

ちびっ子さ、本当に飽きないで舞台の左右と動き回っていました。翌日の新聞ページに虎と向き合った可愛い表情が掲載されていました。取材している記者の目にもそう見えたのかも知れません。
只越虎舞 8 只越虎舞 9
只越虎舞 10 只越虎舞 11
囃子組と虎舞組みが交代し、最後の場面である笹喰みに変わります。錦町虎舞と同じような所作に見えますが、微妙な所で違いがあるようです。

しかし、この違いは何回も見ていないと分からないと思われます。
只越虎舞 12
只越虎舞 13 只越虎舞 14
只越虎舞 15 只越虎舞 16
只越虎舞 17 時間にして10分ほどの舞いで終わりました。最初にもハンドマイクで挨拶がありましたが、ほとんど聞き取れず記録をしていません。

何回も見ている方には内容等がお分かりかと思います。しかし、初めて見る場合には解説等があるとより一層興味が湧くと思われます。しかし、震災直後のことでもあり望む方が無理なのかも知れません。

ちび虎の手振りが素敵でした。今に立派な後継者になりますね・・・。
                     ページの先頭に戻る →