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    2011黒崎神社例大祭・浄めとセレモニー


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8:33 梯子に登り浄める・・・

神事が終わった後、二頭の獅子頭が梯子下にある控えのテントに置かれ、虎舞を演ずる男達が揃って梯子に登ります。全員が先端部上ったかは定かではないのですが、先端部まで上った男達は浄めの塩をまいて礼拝し、御神酒を振りかけて演技の無事と安全を祈願します。

前回の2007年の時も同じ場面を撮影していますので、その時の所作と表情を正面下から200mmレンズで撮影しました。地上から20m程の高さで命綱等を一切着けずの所作を見ていると、改めて凄いなあと思います。前回のときも書きましたが、20mと言いますと6階建てのビルぐらいの高さになり、見ている方がはらはらしてきます。

私も15年ほど前までは無線のタワー(20mほどありますが)に上って作業をしていましたが、完全武装と安全装備を着用しての作業になります。怖くないと言ったら嘘になりますが、安全ベルトをしているので大丈夫落下しないと言う安心感があります。虎舞の皆さんは、傾斜45度の梯子を手の感覚と足の感覚でバランスをとりながら演技します。日頃の練習の積み上げによる熟練技とは言え凄いなあの一語に尽きます。

梯子に上り安全祈願をする 1 梯子に上り安全祈願をする 2
虎舞が演じられる梯子の全体 虎舞が演じられる梯子の全体・・・

高さの間隔というのは、下から見上げたときはそれほど感じないものです。しかし、離れた場所から見たり、上から見下ろすと高さを実感できます。

前回の資料によると、梯子の長さが20m程あり梯子の段数が49段あると言います。間隔は40センチほどあることになります。

画面を拡大すると、頂上に居る三人は御神酒を掲げているのが見えてきます。


次からの画像は、真下から見上げた男達の所作と表情を記録しました。最初の画面は才坊役の方です。梯子の横木にがっちりと足を着け、膝で身体を支えています。

梯子の先端に塩をかけ、御神酒振りかけて安全祈願ををしています。この方は最初に最上段まで上り、虎を誘い上げる重要な役割を担っています。
最上段で浄める男達 1 最上段で浄める男達 2
最上段で浄める男達 3 最上段で浄める男達 4
最上段で浄める男達 5 最上段で浄める男達 6
最上段で浄める男達 7 この男性の役割分担は分かりませんが、塩で振りかけお祓いをしています。真剣な表情は下からは伺えないので、アップで記録してみました。

下には御神酒を携えた方が待機しています。
最上段で浄める男達 8 最上段で浄める男達 9
神官による安全祈願のお祓いを受ける。 梯子を浄めた後、獅子頭を梯子登り口に置き神官による安全祈願のお祓いを受けます。

梯子を支える櫓の根元には、『風流唐獅子曲乗之体繋ぐ荒ぶる』と横断幕に墨書されていました。


8:40 神輿の巡幸が始まる・・・

御神輿は広田管内11カ所を巡幸してまいります。同時に伝統芸能根崎はしご虎舞を皆様方にご披露申し上げたいと思います。なお、根崎はしご虎舞のご披露にあたりましては、ただいまからとそして11時から、午後2時からの三回を予定しております。

その間にあたりましては、保育園児童による七福神の舞、奥州市からのよさこいソーラン、大船渡市からは太鼓の皆さん等々色々とご披露を予定してございます。

御神輿はこれから巡幸にまいります。見送っていただきたいと思います。(※虎舞の解説から)


9:00 開会のセレモニー・・・

予定表では、セレモニーは二回目の演技の時と書かれてあった事もあり、記録するための予定がずれてしまう。慌てたこともあり、肝心の挨拶の記録に失敗してしまった。最高に残念ですが仕方がありません。

開会セレモニーを待つ虎舞組の皆さん 開会セレモニーを待つ虎舞組の皆さんです。緑色の衣装は虎を招きあげる役目の才坊の皆さん、黒っぽい衣装の形は虎舞を演ずる方々です。始まる前はどなたでも緊張しますが、皆さん同じ心境であると思われます。

下の画像は、神社から降ろされた神輿をトラックに積んで巡幸に出かける前の様子です。進行係からは「見送ってください」とアナウンスされていました。
神輿をトラックに積んで巡幸に出かける 1 神輿をトラックに積んで巡幸に出かける 2
開会を待つ獅子頭と横断幕

梯子の根元には、間もなく一回目の演舞で使用される獅子頭が二頭置かれてあります。


ここからは開会セレモニーの挨拶をされる実行委員長・総代長の方々です。原稿を手にし、本日までに至る大津波被災のこと、虎舞等の取り組みのことが話されたのですが、記録が間に合わず失敗しました。

役職名等が間違っていると思われますがご容赦下さい。

挨拶される主催者 1 挨拶される主催者 2
友情出演者の皆さん 1 前回の時は、こんな大がかりなステージでの挨拶等は見られませんでした。東京からかけつけたバンドの皆さん、静かな追悼の曲と共に女性の歌声が会場一杯に流れていました。今回は、被災地でもあり地域総出での屋台等は見られなく、支援する方々の友情出演が中心でした。
友情出演者の皆さん 2 友情出演者の皆さん 3