location:uchinome.jpトップ>岩手の蘇民祭>奥州市水沢区・黒石寺蘇民祭>2009岩手水沢黒石寺蘇民祭・夏参り >柴登木登 1>柴登木登その2 |
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柴燈木の火が勢いよく燃えだした頃、燃えている柴燈木を引き抜き、その端を持って「ユーユー」の掛け声を上げて祓い浄めながら登ってきます。ここでは青年部の男衆が登ってきて、本堂入り口で待ちかまえている親方衆と長老の方との駆け引きの様子、唯一参加した小学生と厳しくも優しい眼差しの祖父との登り、最後はいつも見ている下帯姿の長老が物凄いまでの気迫のこもった登りの様子を紹介いたします。 |
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黄色の鉢巻き(親方衆・世話人)をした長老の後ろから、可愛い下帯姿の小学生が燃えている柴燈木を手に祓いながら登ってきました。昨年も柴燈木登りに参加していた記憶があります。多分ですが、祖父に連れられての祓い浄めの登りだと思われます。 |
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最後の方ですが、厳しい表情と迫力が私をとりこにする存在の方です。多分ですが、同年代の方とお見受けします。地元の檀家衆の方でしょうが、この素晴らしい精神力と使命感が見ている私達にひしひしと伝わってきます。昨年のことでしたが、素晴らしい迫力に見ていた人々からアンコールの声がかかりました。祓い浄めが終わった彼は、「祭りにアンコールはないよ・・」とにこやかに話していたことを思い出しました。 蘇民祭にかける意気込みと、自らを鍛える素晴らしい精神力と体力を感じさせる瞬間でした。寒いなあと着込んで、ふるえながら撮影している自分が恥ずかしくもなります。 |
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時刻は午前零時40分後頃です。柴燈木の火はまだ完全に回りきってはいません。大量の煙の中で気勢を上げる男衆が何人か見えています。これから別当登りまで一時間半ほどありますが、これからどんどん燃えさかる巨大な火の回りで暖を取り、次の別当登りを待つことになります。 今回はここで撮影を終了しました。次に挑戦するとしたら、午前二時からの別当登り、午前四時からのおにごのぼり、そして本命の蘇民袋争奪戦を撮影できたらいいなと思います。正直の所、寒い中での長時間立ちっぱなしは身体の置き場所が無くなり、あちこち痛くなっての引き上げです。情けないなと思いつつ仕方ありませんでした。 2007年黒石寺蘇民祭の様子、2008年黒石寺蘇民祭の様子はこちらからご覧下さい。 |
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