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location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>祭りアラカルト>2009宮古市黒森神社例大祭・神事>湯立託宣>その2 |
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託宣と神子舞・・・ |
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託宣が終ると、神子は四方をまわってから三足を踏む。これは左方向に右足で、かかと・つま先・かかとと踏み、もう一度くり返す。次に右方向に左足で同様に踏み、さらに左へ右足で一回踏み、全部で四回踏む。三足を踏み終ると、二束の笹を右手にもって順逆にゆっくりと「笹の舞」を舞い、終ると笹を置く。 |
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次は「水神の舞」で、笹の枝に四垂をつけた水神幣を右手にもち、「シキジョウ」をかけながら舞う。 資料である神田先生の解説を何度も読み返しますが、私にはその意味が良く分かりません。右手に竹の御幣を持って大きく祓うようにして舞いますし、口の動きから「シキジョウ」をかけているのが分かります。 ※「式じょう」とは、神子舞における神歌のことを言うと別の資料に書かれてありました。 |
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次は「わが法」で、手に何ももたず胴取の前で印契をつくって舞い、三足を踏む。二種類の印契を用いるものでこれを「権現の手」という。この後「九字の手」といって、舞いながら刀印を結んで四縦五横に九字を切って三足を踏む。この時最後に切る刀印を胴取に向って投げつけるように行ない、胴取はこれをバチで受ける。 先頃購入した宮古市教育委員会編集の黒森神楽解説本には、印契を結びながら胴取りと対面し投げかける様子が画像で記録されています。儀式の流れも分からない私には、胴取りがばちを目の前で八の字に組んで受ける場面があるなんて予想も出来ません。機会があれば、来年の湯立託宣に訪れて撮影したいと思います。 神田先生の解説文には手に何も持たないで舞うとありましたが、畳に置いた扇と錫を拝し、次には左手に扇と右手に錫を持って舞いますが、途中から左右が入れ替わり、最後は手に何も持たないで九字の印契を結ぶようです。 ここでは扇と錫の舞いの様子と、印契を結ぶ指の形をねらって撮影してみました。それにしても、目線があったときは怖いくらいの迫力がありました。 |
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次に着ていた千早をぬいで、三足を踏んでから、千早を捧げるように舞いまわる。 千早を脱ぐと純白の衣と緋袴の姿になり、右肩から左脇に御守りの入った物を下げています。神社等で同じ姿の神子さんを見ますが、目の前で千早を捧げながら舞う姿には惹き付けられてしまいます。舞いが終わると、胴取りの前に座り深々と拝して終わりになります。 |
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その後、法印と千早を身につけた神子は湯釜の前に座り、深々と礼拝し儀式が終わりになります。時間にしておよそ50分ほどありました。 |
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初めて目の当たりにした「湯立託宣」の儀式です。資料に活用した神田先生のネット資料を何度も読み返していますが、根底となる湯立託宣の宗教的意味を理解しないことには良く分かりません。ましてや、初めて見ながら撮影している私には、どの場面でどうなっているのかは想像することさえ無理でした。早池峰神楽や黒森神楽をを撮影するようになって五年ほどになりますが、昔の人々の生活の基盤になっていた神楽舞いの意味するところがおぼろげに分かりつつあります。 今まで神話等にはほとんど興味がなかった私です。繰り返し神楽で舞われる場面を見ていると、何となく神話が身近に感じられてきます。うまく表現出来ませんが、昔の人々の信仰の対象が神話にあると言うことを感じているこの頃です。何度か通わないと理解出来ないようですが、これからの課題にしておきます。 |
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