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    江刺金札米88年記念・稲瀬収穫感謝祭


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道路脇に造られたイベント会場の案内看板。この下の方に実習田があります。
五月の初めですが、回覧板で次のような案内があり楽しみにしていました。タイトルが「江刺金札米88年記念稲瀬収穫感謝祭のご案内」となっています。以下、案内文からその内容を紹介いたします。

◎目的
  江刺金札舞が誕生して今年が米寿(88年)にあたり、それを記念し稲瀬の地区民が一丸となりお祝いし、将来の農
  業後継者(稲瀬の小学生)と田植えから収穫までのふれあい体験学習を通して、地域の活性化と図る事を目的とす
  る。

◎名称
  この会の名称は、江刺金札米米寿記念稲枝収穫感謝祭とする。

◎主な事業
  1.江刺金札米陸羽132号を小学校田へ米寿の方々と小学校生徒が一緒になり田植えの体験学習の実施。
   平成21年5月15日(金)午前9時30分 稲瀬小学校学童農園
  2.収穫体験を通じて収穫の喜びと食の大切さを学ぶ収穫感謝祭の実施。
  3.江刺金札米88年記念誌(稲瀬バージョン)の発行。

  この事業は、将来の後継者である小学生と一緒に田植えから収穫まで体験学習をして、秋には地区民一同に会し
  収穫の喜びに感謝をするものです。今回は田植えの体験です。(※回覧案内から)


小学校の勤労体験実習田は我が家の後ろに位置します。当日は天候が良かったものの、かなりの強風でちょっと大変でした。案内文にもあるように、小学生と米寿を迎えられる地域の先達との田植えの体験、秋に予定されている収穫祭を通して、将来の農業後継者育成と地域の活性化をねらう催しでもあります。

農家の子どもであっても、子ども達の手伝いがほとんど出来ない今の機械化農業です。県内でもかなりの小中学校で農業体験や漁業体験を取り入れ、将来の後継者育成に力を入れている現状です。私もこの内容でページを構成するにあたり、毎日主食として食べている米の品種についてネットや資料で改めて学びました。知っているようで知らない先人の苦労が偲ばれる現在の心境です。

ここでは、最初にこの催しの意義と開会式の様子、式典の中でお話しされた方々の米作りの話題等を紹介します。続いて米寿の皆さんとの田植え作業、田植え後132日目の稲刈り作業と穂におつくり、江刺金札米あれこれをまとめてあります。

当初の予定では、10月18日の収穫感謝祭に参加する予定でしたが、用事があり残念ながら参加できませんでした。また刈り取った稲の脱穀作業等も撮影しましたが、子ども達や米寿の皆さんの参加がありませんので、ここでは割愛します。

それぞれの項目か、画像をクリックして御覧下さい。



記念行事の開会式の様子
米寿の皆さんとの田植え作業
開会宣言・・・開会を告げる服実行委員長のSさん。 米寿の皆さんによる田植えの様子に進む。
米寿の皆さんとの稲刈り作業
江刺金札米あれこれ
米寿の皆さんとの稲刈り作業に進む


参考資料としてあげておきます。よろしかったらご覧ください。

金札米・・・

江刺金札米の由来
岩手産の米は、明治から大正初期にかけて「岩手のアヒル米」などと言われ最悪の評価が続きました。そこに登場したのが陸羽132号という新品種で、江刺ではいち早く栽培試験に取り組み、大正14年、東京深川精米市場に出品し最高位の格付けを獲得しました。

全国の産地との競合が続く中で類似品と区分けする為「赤札」を付けて出荷し、昭和5年には岩手県穀物検査所の許可を得て「金札」を付して出荷したことが「江刺金札米」の始まりとなり、ますます好評を博すようになりました。

昭和59年には自主流通米単価が日本一で取り引きされ、「日本お米100選」にも入選。また、平成6年産以降、財団法人日本穀物検定協会による食味ランキングにおいて、最高の「特A」の評価を12回受けています。この美味しさをそのまま消費者の皆さんにお届けしようと、出荷直前に精米する「今摺り米」や「冬眠密着包装米」、無洗米を開発出荷、首都圏や名古屋、広島、大阪等の皆さんから大好評を得ています。(※JA江刺・特産品の紹介より)



ヒトメボレ・・・

ひとめぼれはイネの品種の一つ。
1981年(昭和56年)宮城県古川農業試験場において、良食味と耐冷性を併せ持つ品種を育成を目的としたコシヒカリと初星との交配から育成が開始された。1991年に水稲農林313号「ひとめぼれ」として命名登録され、1992年に種苗法による品種登録がなされた。

1993年の大冷害で大きな打撃をうけたササニシキからの転換品種として作付け面積を伸ばし、1994年には全国作付け二位となった。食味が良いことやコシヒカリより栽培が容易なこともあり、寒冷地以外でも作付られるようになっている。

品種特性は以下の通りで、障害型冷害に対する耐冷性は「極強」。食味は粘りが強く「極良」。耐倒伏性はササニシキより強いものの「やや弱」。 穂発芽性は「難」。いもち病抵抗性はササニシキと同程度で、穂いもち圃場抵抗性「中」と、葉いもち圃場抵抗性「やや弱」。食味については、柔らかく冷めた時点でもおいしいのが特徴との評価がある。
                                                      (※ウイキペディアより)