location:uchinome.jpトップ>暮らしの表情>催しアラカルト>江刺金札米88年記念・稲瀬収穫感謝祭 >米寿の皆さんとの稲刈り作業>その2 |
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刈り取りの様子から・・・ |
実行委員の皆さん・・・ 子ども達に先駆けて、実行委員の皆さんが田んぼに入り手際よく刈り取りが始まりました。左手に持っているものは藁束で、刈り取った稲の束を丸く(結束)ために使います。 さすがは手慣れた現役の方々です。畦道を歩き、子ども達が刈りやすいように田んぼへの進入路を造ります。稲が右から左の方へと倒伏していますので、右側から刈っていきます。 |
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米寿の皆さんの刈り取り・・・ 四人の方々の刈り取りをまとめてみました。男性の方お二人はすぐ分かりましたが、女性の方が同じスタイルであることと、下を向いたいるので区別がつかずに少々大変でした。画像を見ながら選んだポイントは手袋の色でした。 八十八才の高齢の方ですから、刈り取るときの姿勢が気の毒なくらい腰が曲がります。しかし、子ども達はしゃがみ込んで刈り取るのですが、さすがは若い頃現役の方ばかりです。どなたもしゃがみ込んでの刈り取りはありません、 下の画像は男性お二人の刈り取りです。最初の方は、まだまだ若い者には負けないよと言う意気込みが感じられますし、もう一人の方は小学生の子ども達(お孫さんか、曾孫にあたる)と会話しながらの様子に、良い雰囲気だなあと感じながら撮影しました。最後の画像はローアングルで撮影しましたが、「ミレーの落ち穂拾い」を思わせる様な雰囲気でした。 |
ここからの画像は女性の方々の様子です。見ていて気の毒になるほど腰を曲げていますが、手際よく刈り取っていきます。本当に「昔とった杵柄」の例えがぴったしの場面です。 | |
見ていて心が温まる場面です。「ほら、こうやってやるの」そんな会話が聞こえてきます。本当に元気印のおばあちゃん達でした。 | |
稲束の丸め方(結束)・・・ 最初の注意にもありましたが、丸き方(結束)なれないと大変ですとありました。私も側まで行き子ども達に教えている様子を撮影してみました。手の持ち方や構え方、結束方法の細かな注意がありました。 このまま真っ直ぐ下に降ろします。丸きます。上げたらば左さ倒し、目の前でぐるりと回すように。 落ち穂はもったいないから、終わったら必ず拾うの。 |
杭にかける・・・ 田んぼには杭が立てられ、刈り取って束ねられた稲は杭にかけて乾燥させます。乾燥の方法はいろいろあるようですが、ここでは一本の杭に交互に稲束を乗せて「穂にお(当地ではほんにょと言います)」を作ります。知人からお聞きした話では、一本の杭にはおおむね50束の稲をかけると言います。 「穂にお」に掛けて乾燥させるほかに、杭を長い棚状に組んで乾燥させる場面も見られます。この方法をここら辺では「はせかけ」とも言うようです。しかし「穂にお」も「はせかけ」もこの頃ではあまり見られなくなってきました。 現代の農作業では、刈り取り作業はほとんどコンバインで行われています。家の後ろでは六条刈りの巨大なマシンでやっていますが、見る間に刈り取られていく様子にみとれてしまいます。コンバインの後ろから小さく刻まれた稲藁が落ちていきます。家の後ろには「ヒトメボレ」の種子センターがあり、刈り取られた籾は貯蔵庫に入れられます。 |
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